英語演習

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語演習
科目番号 0106 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「しごとのミニマム英語」シリーズ③  英語のプレゼン直前5日間の技術 (アルク、愛場吉子著)
担当教員 東島 加奈

到達目標

・英語によるプレゼンテーションの基本構成を理解し、スライドや英文スクリプトを作成することができる。
・相手に伝わるような話し方ができる。
・TOEICで400点程度の得点をとることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語によるプレゼンテーションの基本構成を理解し、スライドや英文スクリプトを作成することができる。英語によるプレゼンテーションの基本構成を7割以上理解し、スライドや英文スクリプトを作成することができる。英語によるプレゼンテーションの基本構成を5割未満しか理解できず、スライドや英文スクリプトを作成することができない。
評価項目2相手に7割以上伝わるような話し方ができる。相手に5割以上伝わるような話し方ができる。相手に伝わるような話し方ができず、相手に3割未満しか通じない。
評価項目3TOEICで400点程度の得点をとることができる。TOEICで350点程度の得点を取ることができる。TOEICで300点程度の得点を取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教科書のモデルを参考に、英語のプレゼンテーションで用いられる基本的構成や表現、作り方を学び、スピーキング力、プレゼンテーション力を伸ばす。テキストは定番の型を使って5日間(合計約15時間)でプレゼンテーションを準備する実際的な手順を軸に構成されている。スピーキング力、語彙力の増強を図りながら、総合的英語力の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
1.授業冒頭でプレゼンテーションで用いられる基本表現の音読練習を行う。スピーキングテストを期間中2回実施する。
2.教科書のサンプルで英語プレゼンテーションの基本的構成や英語表現、作り方を学ぶ。
3.教科書のサンプルスライドとスクリプトを用いて各自プレゼンの練習をする。
4.全員がグループ内で発表し、互いに評価する。グループで課題を提出する場合がある。
5.期間中参考としてTEDを数回視聴する。
注意点:
プレゼンテーションで用いられる基本表現は、テキスト付属のCDを用いて自宅で計画的に練習が必要である。
題材はビジネスプレゼンテーションであるが、考え方や英語の表現はアカデミックプレゼンテーションにも応用できる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 
スライド1
プレゼンの種類、基本構成、
自己紹介
2週 スライド2
Introduction
プレゼンの目的、アウトライン
3週 スライド3,4,5
Main Body (1)
ディバイダー
会社概要やミッション
4週 スライド6
Main Body (1)
棒グラフ、円グラフ
5週 スライド7,8
Main Body (2)
ディバイダー
市場概要、市場規模
6週 スライド9
Main Body (2)
円グラフ、顧客ニーズ
7週 スライド10
Main Body (2)
テストの練習
製品のアピール
8週 中間試験 
プレゼンの基本フレーズスピーキングテスト
授業や自宅で計画的に練習した成果を確認
4thQ
9週 試験解説
スライド11
デリバリー
スピーキングテスト振り返り
新製品の具体的な説明
10週 スライド12
Main Body (3)
製品の主な特長
描写表現(Description)
11週 スライド13
Main Body (3)
競合製品との比較
比較表現(Comparison)
12週 スライド14
Main Body (3)
製品の様々な用途、活用例
提案表現(Suggestions)
13週 スライド15
Main Body (3)
製品の利用方法
提案表現(Suggestions)
14週 スライド16,17
Conclusion
テストの練習
Conclusionの構成と表現
15週 定期試験
プレゼンの基本フレーズスピーキングテスト
授業や自宅で計画的に練習した成果を確認
16週 試験解説 スピーキングテスト振り返り
今後の目標設定

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000