パワーエレクトロニクス

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 パワーエレクトロニクス
科目番号 0045 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「パワーエレクトロニクス (電気・電子系教科書シリーズ (20)))」 江間 敏(コロナ社)
担当教員 田上 英人

到達目標

1.パワーエレクトロニクスの歴史,半導体や回路方式の仕組みについて理解できる。
2.整流回路やチョッパ回路における電圧、電流の計算および波形を描くことができる。
3.フーリエ級数を用いてひずみ波の高調波成分を計算できる。
4.インバータ回路の仕組みについて理解できる。
5.モータ制御や電力分野で活用されているパワーエレクトロニクスの応用技術が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電力用ダイオード、パワートランジスタ、パワーMOSFET、IGBT、サイリスタ等の構造と特性を理解し説明できる。電力用ダイオード、パワートランジスタ、パワーMOSFET、IGBT、サイリスタ等の構造を理解できる。電力用ダイオード、パワートランジスタ、パワーMOSFET、IGBT、サイリスタ等の概要を理解できない。
評価項目2フーリエ級数を用いてひずみ波の高調波成分の解析の意味が理解でき,説明および計算ができる。フーリエ級数を用いてひずみ波の高調波成分の解析の意味が理解できる。フーリエ級数を用いてひずみ波の高調波成分の解析の意味が理解できず,説明および計算ができない。
評価項目3整流回路、インバータ、直流チョッパ、サイクロコンバータ等の原理と構造を理解し説明できる。整流回路、インバータ、直流チョッパ、サイクロコンバータ等の構造を理解できる。整流回路、インバータ、直流チョッパ、サイクロコンバータ等の概要を理解できない。
評価項目4モータ制御や電力分野で活用されているパワーエレクトロニクスの応用技術を理解し説明できる。モータ制御や電力分野で活用されているパワーエレクトロニクスの応用技術を理解できる。モータ制御や電力分野で活用されているパワーエレクトロニクスの応用技術の概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 パワーエレクトロニクスの知識を習得し、半導体で構成される回路の仕組みについて理解することを目的とする。授業では、パワーエレクトロニクスを用いた電気機器や電力の制御法について詳しく説明する。
授業の進め方・方法:
電気機器や電気回路、自動制御などの教科書内容を理解しておかなければならない。また、半導体素子の基礎も理解でき、単相、三相回路の電圧、電流の計算および波形が描けるように、演習問題を準備している。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
パワーエレクトロニクスの概要と歴史
パワーエレクトロニクスの歴史と概要を理解できる。
2週 パワーエレクトロニクスの基礎、ひずみ波
3週 パワーエレクトロニクスの基礎、ひずみ波
4週 パワーエレクトロニクスの基礎、ひずみ波
5週 整流回路、チョッパ回路
6週 整流回路、チョッパ回路
7週 整流回路、チョッパ回路
8週 中間試験
4thQ
9週 インバータの原理
10週 インバータの原理
11週 インバータ回路
12週 インバータ回路
13週 インバータ回路
14週 パワーエレクトロニクスの応用
15週 パワーエレクトロニクスの応用
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力300000030
専門的能力5020000070
分野横断的能力0000000