電気電子応用工学実験

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気電子応用工学実験
科目番号 0144 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 配布テキスト
担当教員 加島 篤,福澤 剛,桐本 賢太,磯崎 裕臣,前川 孝司,二宮 慶

到達目標

1.実験の目的や内容を理解して実験に取り組むことができる。B①②、C①②③④、D①、E②
2.グラフや表を用いた実験結果の整理ができる。B①②、C①②③④、D①、E②
3.実験結果の検討、考察が十分にできる。B①②、C①②③④、D①、E②
4.実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解する。B①②、C①②③④、D①、E②
5.実験を通じて工学の基礎に係わる知識を理解する。B①②、C①②③④、D①、E②
6.実験から得られたデータについて工学的に考察し、説明できる。B①②、C①②③④、D①、E②

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験の目的や内容を理解した上で、事前に予習をして実験に取り組むことができる 実験の目的や内容を理解して実験に取り組むことができる 実験の目的や内容を理解して実験に取り組むことができない。
評価項目2自ら工夫した方法でグラフや表を用いた実験結果の整理ができる グラフや表を用いた実験結果の整理ができる グラフや表を用いた実験結果の整理ができない。
評価項目3文献を参考にしながら、実験結果の検討、考察が十分にできる 実験結果の検討、考察が十分にできる 実験結果の検討、考察が十分にできない。
評価項目4実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解した上で、その改善点を考察できる。 実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解できる。 実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解できない。
評価項目5実験を通じて工学の基礎に係わる知識を理解した上で、応用例について考察できる。 実験を通じて工学の基礎に係わる知識を理解する。 実験を通じて工学の基礎に係わる知識を理解できない。
評価項目6実験から得られたデータについて、参考文献を引用しつつ工学的に考察し、説明できる。 実験から得られたデータについて工学的に考察し、説明できる。 実験から得られたデータについて工学的に考察し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実験では、講義で学んだ電気工学の知識を用いて、実際の応用例や様々な装置の原理などの理解を深めることを目的とする。実験では、強電・弱電・制御・情報・光応用の各分野のテーマに取り組む。
授業の進め方・方法:
テキストや関連する教科書を元に十分な予習が行われているか、担当教官が実験ノートを見て確認する。実験レポートは一週間以内に提出することする。担当教官がレポートの内容が不十分であると判断した場合は、コメントを付けて学生に返却して再提出を求める。このフィードバックは、レポートの内容が改善されるまで繰り返し行われる。また実際に実験を行う以外に、安全に実験を行うための諸注意やレポート作成の指導、工場見学等に時間を充てる場合がある。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験内容の説明、レポートの作成並びに安全など実験に際しての諸注意、提出レポートに対しての指導を理解できる
2週 実験1(球ギャップによる高電圧の測定とがいしの絶縁破壊試験) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
3週 実験2(レーザーによる微小変位計測) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
4週 実験3(波長板・磁性ガラスによる光の制御) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
5週 実験4(温度制御) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
6週 実験5(太陽電池の特性試験) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
7週 実験レポートのまとめ
8週 実験レポートのまとめ
2ndQ
9週 工場見学 九州電力の火力発電所を見学し、電力機器の役割を理解できる
10週 実験6(ダイオードの特性測定) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
11週 実験7(サイリスタ特性の実験) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
12週 実験8(オペアンプ回路) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
13週 実験9(マルチバイブレータ回路) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
14週 実験10(ローカルエリアネットワーク) 実験内容を理解し、安全に実験が遂行できるように留意できる
15週 実験レポートのまとめ
16週 実験レポートのまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。3前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00100000100
基礎的能力0000000
専門的能力00100000100
分野横断的能力0000000