電子物性

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2015
授業科目 電子物性
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「新版電子物性」、松澤剛雄, 高橋清, 斉藤幸喜著、森北出版
担当教員 北園 優希

到達目標

1. 原子の構造を説明し、計算できる。
2. 結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解し、金属と絶縁体のエネルギーバンド図を説明できる。
3. 金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。
4. 格子振動および個体の熱的性質を説明し、計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原子の構造を説明し、計算できる原子の構造を説明できる原子の構造を説明できない
評価項目2結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解し、金属と絶縁体のエネルギーバンド図を説明できる結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解できる結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解できない
評価項目3金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる金属の電気的性質を説明できる金属の電気的性質を説明できない
評価項目4格子振動および個体の熱的性質を説明し、計算できる格子振動および個体の熱的性質を説明できる格子振動および個体の熱的性質を説明できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 A① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 A② 自主的・継続的な学習を通じて、基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する共通基礎を理解できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。

教育方法等

概要:
工学・生産技術の基礎となる基本知識を理解させることを目標とする。半導体などに関する知識を、その上に積み重ねる際に、十分役に立つように配慮して、講義を行う。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って講義を行っていく。また、理解度を確認するために演習課題を出す。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 結晶構造 結晶構造を説明できる
2週 結晶構造 結晶構造の計算ができる
3週 格子振動 格子振動を説明できる
4週 格子振動 格子振動の計算ができる
5週 個体の熱的性質 個体の熱的性質を説明できる
6週 個体の熱的性質 個体の熱的性質の計算ができる
7週 後期中間試験
8週 答案返却
4thQ
9週 古典的電子伝道モデル 古典的電子伝道モデルを説明できる
10週 古典的電子伝道モデル 古典的電子伝道モデルの計算ができる
11週 量子力学の基礎 量子力学の基礎を説明できる
12週 量子力学の基礎 量子力学の基礎の計算ができる
13週 個体のエネルギーバンド理論 個体のエネルギーバンド理論を説明できる
14週 個体のエネルギーバンド理論 個体のエネルギーバンド理論の計算ができる
15週 学年末定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000