パルス回路

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 パルス回路
科目番号 0125 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「最新電子回路入門(基礎シリーズ)」、藤井信行、岩本洋著、実教出版
担当教員 北園 優希

到達目標

1. 電子回路を設計できる。
2. 微分・積分回路を説明できる。
3. ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1目的に応じた電子回路を設計し、動作解析できる。目的に応じた電子回路を設計できる。電子回路を設計できない。
評価項目2微分・積分回路を説明し、動作解析できる。微分・積分回路を説明できる。微分・積分回路を説明できない。
評価項目3ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明し、解析できる。ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できる。ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、パルス回路を中心とした電子回路の動作解析と設計に重点をおき、回路設計ができるようになることを目的とする。
電子回路で学んだ内容をまとめ回路設計を行う。微分・積分回路、ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答について学ぶ。
授業の進め方・方法:
前期は実際に回路を組んで動作確認を行いながら電子回路を学び、ライントレーサーを作成する。
後期はダイオード・トランジスタスイッチ、微分・積分回路、マルチバイブレータについて学ぶ。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとマイコンの動作テスト マイコンのプログラミングができる
2週 タクトスイッチによる信号制御 信号を制御するプログラムと動作回路を作成できる
3週 PSD距離センサとブザー PSD距離センサを理解し距離を計測できる、ブザーで音を鳴らすことができる
4週 超音波センサ 超音波センサを理解し、距離を計測できる
5週 LCD LCDを理解し、文字を表示できる
6週 サーボモータ サーボモータを理解し、制御できる
7週 前期中間試験
8週 答案返却
2ndQ
9週 ライントレーサ トランジスタやFETを用いたモータドライバを利用し、ライントレーサを作成し、動かせる
10週 ライントレーサ トランジスタやFETを用いたモータドライバを利用し、ライントレーサを作成し、動かせる
11週 赤外線信号の認識 ライントレーサで赤外線の信号を認識し、動作を切り替えることができる
12週 赤外線信号の認識 ライントレーサで赤外線の信号を認識し、動作を切り替えることができる
13週 障害物回避 障害物を認識し、回避しながらマシンを動かせる
14週 障害物回避 障害物を認識し、回避しながらマシンを動かせる
15週 前期期末試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 パルス波形 パルス波形を説明できる
2週 ダイオードスイッチ ダイオードスイッチを説明できる
3週 微分回路 微分回路を説明できる
4週 微分回路 微分回路を動作解析できる
5週 積分回路 積分回路を説明できる
6週 積分回路 積分回路を動作解析できる
7週 後期中間試験
8週 答案返却
4thQ
9週 非安定マルチバイブレータ 非安定マルチバイブレータを説明できる
10週 非安定マルチバイブレータ 非安定マルチバイブレータを動作解析できる
11週 双安定マルチバイブレータ 双安定マルチバイブレータを説明し動作解析できる
12週 単安定マルチバイブレータ 単安定マルチバイブレータを説明し、動作解析できる
13週 クリッパ、リミタ、スライサ クリッパ、リミタ、スライサを説明し、動作解析できる
14週 シュミット回路 シュミット回路を説明し、動作解析できる
15週 学年末定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3
FETの特徴と等価回路を説明できる。3
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。3
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。3
演算増幅器の特性を説明できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000