システム工学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 システム工学
科目番号 0135 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 井上雅裕, 陳新開, 長谷川浩志著, システム工学 定量的な意思決定法, オーム社
担当教員 堀尾 恵一

到達目標

1. システム工学の意義と考え方を理解する。
2. 階層化意思決定法を理解し、活用することができる。
3. 線形計画問題を定式化し、解くことができる。
4. 必要な確率・統計手法を理解し、活用することができる。
5. 待ち行列理論を理解し、活用することができる。
6. シミュレーションの意味を理解し、適切に活用することができる。
7. スケジューリング管理の基礎を理解し、活用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システム工学の意義と考え方を理解し、問題に応じて適切に解決法を提案できる。システム工学の意義と考え方を理解し、例題を解くことができる。システム工学の意義と考え方を理解できていない。
評価項目2階層化意思決定法を理解し、実問題に活用することができる。階層化意思決定法を理解し、例題を解くことができる。階層化意思決定法を理解できていない。
評価項目3線形計画問題を定式化し、実問題を解くことができる。線形計画問題を定式化し、例題を解くことができる。線形計画問題を定式化できていない。
評価項目4 必要な確率・統計手法を理解し、活用することができる。 必要な確率・統計手法を理解する。 必要な確率・統計手法を理解できていない。
評価項目5待ち行列理論を理解し、実問題に活用することができる。 待ち行列理論を理解し、例題を解くことができる。 待ち行列理論を理解できていない。
評価項目6シミュレーションの意味を理解し、実問題に適切に活用することができる。 シミュレーションの意味を理解し、例題を解くことができる。 シミュレーションの意味を理解できていない。
評価項目7スケジューリング管理の基礎を理解し、実問題に活用することができる。 スケジューリング管理の基礎を理解し、例題を解くことができる。 スケジューリング管理の基礎を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、システム工学の意義と考え方を理解し、システムの設計や運用に必要な方法論を学習することを目的とする。授業では、システム設計手順、システムの目的の明確化、システムの最適化、スケジューリング、システムの分析手法などについて講義する。
授業の進め方・方法:
授業項目ごとに講義資料を配付し、必要に応じて演習を行いながら具体的例題を与えて理解を深める。
注意点:
事前の準備として、行列計算および連立方程式の数値解法についての知識を習得していることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システム工学とは システム工学の必要性、各種手法の位置づけを理解できる。
2週 ライフサイクルにおけるシステム工学の手法の位置づけ ライフサイクルに基づいて、システム工学の各種手法の位置づけを理解できる。
3週 階層化意思決定法(1) 階層化意思決定法の概略を理解できる。
4週 階層化意思決定法(2) 階層化意思決定法を用いてグループによる意思決定が理解できる。
5週 線形計画法(1) シンプレックス法が理解できる。
6週 線形計画法(2) シンプレックス法における感度分析が理解できる。
7週 確率統計(1) 確率の基本的な考え方が理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 確率統計(2) 各種統計手法が理解できる。
10週 待ち行列 待ち行列理論が理解できる。
11週 シミュレーション(1) シミュレーションの必要性および概要が理解できる。
12週 シミュレーション(2) 確率モデルを用いたシミュレーションが理解できる。
13週 スケジューリング法(1) スケジューリングのプロセスおよび図法が理解できる。
14週 スケジューリング法(2) クリティカル・パス法、プレシデンス・ダイアグラム法が理解できる。
15週 システム工学に関する最近の話題 システム工学に関する最新の研究動向を理解できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000