パルス回路

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 パルス回路
科目番号 0149 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「電子回路入門(基礎シリーズ)」、藤井信行著、実教出版
担当教員 北園 優希

到達目標

1. 電子回路を設計できる。
2. 微分・積分回路を説明できる。
3. ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1目的に応じた電子回路を設計し、動作解析できる。目的に応じた電子回路を設計できる。電子回路を設計できない。
評価項目2微分・積分回路を説明し、動作解析できる。微分・積分回路を説明できる。微分・積分回路を説明できない。
評価項目3ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明し、解析できる。ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できる。ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
準学士課程の教育目標 D① 専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を統合し、活用できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SD① 専攻分野における専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を総合し、応用できる。

教育方法等

概要:
本授業では、パルス回路を中心とした電子回路の動作解析と設計に重点をおき、回路設計ができるようになることを目的とする。
電子回路で学んだ内容をまとめ回路設計を行う。微分・積分回路、ダイオードやトランジスタを含む回路のパルス応答について学ぶ。
授業の進め方・方法:
前期は実際に回路を組んで動作確認を行いながら電子回路を学び、ライントレーサーを作成する。
後期はダイオード・トランジスタスイッチ、微分・積分回路、マルチバイブレータについて学ぶ。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 三端子レギュレータ、LED 三端子レギュレータとLEDを理解し、回路を設計できる
2週 プルアップ・プルダウンスイッチ プルアップ・プルダウンスイッチを理解し、回路を設計できる
3週 フォトダイオード、フォトトランジスタ、電流電圧変換回路 フォトダイオード、フォトトランジスタおよび電流電圧変換回路を理解し、回路設計できる
4週 圧力センサ、反転増幅回路、非反転増幅回路 圧力センサおよび反転増幅回路、非反転増幅回路を理解し、回路設計できる
5週 フィルタ回路 フィルタ回路を理解し、回路設計できる
6週 整流回路、平滑回路 整流回路、平滑回路を理解し、回路設計できる
7週 前期中間試験
8週 答案返却
2ndQ
9週 フォトリフレクタ フォトリフレクタを理解し、回路設計できる
10週 ギヤボックス ギヤボックスを理解できる
11週 モータドライバ モータドライバを理解し、回路設計できる
12週 マイコンによるモータ制御 マイコンを利用してモータの回転を制御できる
13週 ライントレーサーの作成 ライントレーサーを設計し作成できる
14週 ライントレーサーの制御 ライントレーサーを制御できる
15週 前期期末試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 ダイオードスイッチ ダイオードスイッチを説明できる
2週 トランジスタスイッチ トランジスタスイッチを説明できる
3週 微分回路 微分回路を説明できる
4週 微分回路 微分回路を動作解析できる
5週 積分回路 積分回路を説明できる
6週 積分回路 積分回路を動作解析できる
7週 後期中間試験
8週 答案返却
4thQ
9週 非安定マルチバイブレータ 非安定マルチバイブレータを説明できる
10週 非安定マルチバイブレータ 非安定マルチバイブレータを動作解析できる
11週 双安定マルチバイブレータ 双安定マルチバイブレータを説明できる
12週 双安定マルチバイブレータ 双安定マルチバイブレータを動作解析できる
13週 単安定マルチバイブレータ 単安定マルチバイブレータを説明できる
14週 単安定マルチバイブレータ 単安定マルチバイブレータを動作解析できる
15週 学年末定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3
FETの特徴と等価回路を説明できる。3
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。3
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。3
演算増幅器の特性を説明できる。3
反転増幅器や非反転増幅器等の回路を説明できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000