卒業研究

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0157 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 9
教科書/教材 なし
担当教員 添田 滿,吉野 慶一,秋本 髙明,太屋岡 篤憲,白濵 成希,中島 レイ,才田 聡子,松久保 潤,北園 優希,十時 優介,福田 龍樹

到達目標

・資料収集、文献調査等を行い、課題における問題点の把握ができる。
・実験を計画し遂行することができる。
・課題に対し、自主的に何らかの結果を導き出せる。
・結果に対して検討・考察を加えることができる。
・課題、問題点、取り組み、結果、考察をまとめ発表することができる。またこれらを論文にまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1修得した複数の知識・技術を活用した,問題の解決策を提示できる.修得した1つの知識・技術を活用した,問題の解決策を提示できる.問題の解決策を提示できない.
評価項目2問題解決のために,これまでの学修経験の中で身に付けた知識・技術を,新しい状況においてオリジナルな方法で適用し応用できる.問題解決のために,これまでの学修経験の中で身に付けた知識・技術を,新しい状況において適用し応用できる.問題解決のために,これまでの学修経験の中で身に付けた知識・技術を,新しい状況において適用できない.
評価項目3以下を考慮して問題点を分析し,問題を解決するための研究の概要が書かれている. 1)専門分野の知識 2)他分野の知識 3)社会・環境との関わり 実験等の結果を分かりやすい図や表にまとめ,専門知識を用いて分析・考察できる.方法・分析・考察をバランス良く(過不足なく)まとめている.以下を考慮して問題点を分析し,問題を解決するための研究の概要が書かれている. 1)専門分野の知識 2)社会・環境との関わり 実験等の結果を分かりやすい図や表にまとめ,専門知識を用いて分析・考察できる. 問題点と研究概要の関連が不明. 実験等の結果を図や表に整理はするが,結論との関連が不明瞭.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
準学士課程の教育目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
準学士課程の教育目標 C③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学基礎知識をもとにその内容を考察することができる。
準学士課程の教育目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。
準学士課程の教育目標 D② 工学知識や技術を用いて、課題解決のための調査や実験を計画し、遂行できる。
準学士課程の教育目標 D③ 工学知識や技術を用いて、課題解決のための結果の整理・分析・考察・報告ができる。
準学士課程の教育目標 E② 日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
準学士課程の教育目標 F② 工業技術と社会・環境との関わりを考えることができる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学知識をもとに分析し、結論を導き出せる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC④ 実験や実習について、方法・結果・考察を的確にまとめ、報告できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SD④ 工学知識や技術を統合し、課題解決のための調査や実験を自発的に計画し、遂行できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SD⑤ 工学知識や技術を統合し、課題解決のための結果の整理・分析・考察・報告ができる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SE② 実験・実習・調査・研究内容について、日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SG① メンバーとして、自己のなすべき行動を判断し実行できる。

教育方法等

概要:
課題に対し、学んだ知識をもとに調査・計画・研究を行い、結果を導き出し、成果を論文にまとめ報告することにより、技術者として必要な自主的学習能力、考察力、コミュニケーション能力などのデザイン能力を身につける。
授業の進め方・方法:
4月の初めに研究室の紹介を行い、研究室配属を決定する。教員の指導のもとに一つのテーマについて、文献調査、資料収集、研究の計画、理論の勉強、製作・開発・改良・実験、解析、考察などを行い研究をすすめる。9月に中間発表会で途中経過と今後の計画について報告する。学年末に研究内容を論文にまとめ提出し、最終発表会でその報告を行う。
注意点:
計画を立て、日頃から研究に取り組む姿勢が大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 各研究室の研究紹介、課題等の説明を行う。
2週 研究室配属 各学生の配属先研究室を決定
3週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
4週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
5週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
6週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
7週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
8週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
2ndQ
9週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
10週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
11週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
12週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
13週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
14週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
15週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
16週 中間発表 これまで取り組んだ研究内容・結果、今後の研究課題などを口頭で発表する。
後期
3rdQ
1週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
2週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
3週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
4週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
5週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
6週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
7週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
8週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
4thQ
9週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
10週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
11週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
12週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
13週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
14週 研究活動 各自の課題解決に向け研究に取り組む。
15週 卒業論文提出 1年間の研究をまとめた卒業論文を提出する
16週 卒業研究最終発表会 1年間の研究をまとめ、研究内容、結果等を口頭発表する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。3
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。3
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。3
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。3
網目電流法や節点電位法を用いて交流回路の計算ができる。3
重ねの理やテブナンの定理等を説明し、これらを交流回路の計算に用いることができる。3
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。3
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。3
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4
電磁気磁気エネルギーを説明できる。3
電子回路利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。3
演算増幅器の特性を説明できる。3
反転増幅器や非反転増幅器等の回路を説明できる。3
電子工学バイポーラトランジスタの構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてバイポーラトランジスタの静特性を説明できる。3
電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。3
直流機の原理と構造を説明できる。3
誘導機の原理と構造を説明できる。3
同期機の原理と構造を説明できる。3
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。3
半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。3
計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。3
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。3
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。3
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。3
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。3
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。3
電力量の測定原理を説明できる。3
オシロスコープの動作原理を説明できる。3
オシロスコープを用いた波形観測(振幅、周期、周波数)の方法を説明できる。3
制御伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。4
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。4
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。4
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。4
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。4
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。4
情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。4
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。4
基本的な論理演算を組み合わせて任意の論理関数を論理式として表現できる。4
MIL記号またはJIS記号を使って図示された組み合わせ論理回路を論理式で表現できる。4
論理式から真理値表を作ることができる。4

評価割合

取組発表論文態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力0000000
専門的能力602020000100
分野横断的能力0000000