卒業研究

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 卒業研究
科目番号 0174 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 9
教科書/教材
担当教員 脇山 正博,寺井 久宣,浜松 弘,安信 強,久池井 茂,山内 幸治,日高 康展,古野 誠治,松尾 貴之,谷口 茂

到達目標

目的を理解し、主体的、計画的に、他者と協調しながら、研究を進めることができる。また、社会の規範や安全に留意して行動できる。
習得した専門知識を活用・応用し、工学的課題を理解できる。その課題の解決のためにシステム、構成要素、工程等を創出できる。
研究背景や他の研究成果を踏まえ、得られた結果について考察できる。
他者の立場・考えを理解し、研究テーマに関する自分の意見や研究成果を正しく伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
目的を理解し、主体的、計画的に、他者と協調しながら、研究を進めることができる。また、社会の規範や安全に留意して行動できる。社会の規範や安全に配慮して、研究を進めることができる。 目的を理解し、主体的、計画的に、他者と協調しながら、研究を進めることができる。社会の規範や安全に配慮して、研究を進めることができる。 目的を理解し、主体的、計画的に、研究を進めることができる。社会の規範や安全に配慮できない。 目的の理解が不十分で、主体的、計画的に、研究を進めることができない。
習得した専門知識を活用・応用し、工学的課題を理解できる。 その課題の解決のためにシステム、構成要素、工程等を創出できる。習得した専門知識を活用・応用し、工学的課題を理解できる。 その課題の解決のためにシステム、構成要素、工程等を複数創出できる。習得した専門知識を活用し、工学的課題を理解できる。 その課題の解決のためにシステム、構成要素、工程等を創出できる。工学的課題を理解できない。 課題の解決のためにシステム、構成要素、工程等を創出できない。
研究背景や他の研究成果を踏まえ、得られた結果について考察できる。他の研究と比較し、自身の研究成果の新規性について考察できる。研究成果について考察できる。研究成果が得られなかった原因を説明できない。
他者の立場・考えを理解し、研究テーマに関する自分の意見や研究成果を正しく伝えることができる。他者の立場・考えを理解し、研究テーマに関する自分の意見や研究成果を正しく・分かりやすく伝えることができる。他者の立場・考えを理解し、研究テーマに関する自分の意見や研究成果を正しく伝えることができる。研究テーマに関する自分の意見や研究成果を正しく伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
研究テ-マに関する文献調査、理論解析、実験装置製作および実験等の実践を通し、その過程の中で創意工夫、自己学習、ディスカッションを行うことで、より深い知識の習得と問題解決能力を身につけ、創造的かつ実践的な技術者としての基礎を培う。
授業の進め方・方法:
4月の初めに研究室の紹介を行い、研究室配属を決定する。教員の指導のもとに一つのテーマについて、文献調査、資料収集、研究の計画、理論の勉強、製作・開発・改良・実験、解析、考察などを行い研究をすすめる。9月に中間発表会で途中経過と今後の計画について報告する。学年末に研究内容を論文にまとめ提出し、最終発表会でその報告を行う。
注意点:
学生の自主的かつ積極的な取組みを重視する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 卒業研究のテーマ説明 各テーマの内容目的を理解できる。
2週 卒業研究テーマ決め 自身の卒業研究のテーマを決めることができる。
3週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
4週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
5週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
6週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
7週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
8週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
2ndQ
9週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
10週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
11週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
12週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
13週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
14週 卒業研究中間発表会の準備 指導教員のもとで中間発表会の準備ができる。
15週 卒業研究中間発表会 中間発表会で現況と今後の計画等について口頭発表できる。
16週
後期
3rdQ
1週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
2週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
3週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
4週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
5週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
6週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
7週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
8週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
4thQ
9週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
10週 卒業研究の遂行 指導教員のもとでの研究を通して実験などを計画遂行できる。
11週 卒業論文の作成 指導教員のもとで卒業論文を作成できる。
12週 卒業論文の作成 指導教員のもとで卒業論文を作成できる。
13週 卒業論文の作成 指導教員のもとで卒業論文を作成できる。
14週 卒業研究発表会の準備 指導教員のもとで発表会の準備ができる。
15週 卒業研究発表会 1年間の取り組み,成果について口頭発表ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
英語英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。4
電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。4
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。4
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4
ディジタルICの使用方法を習得する。4
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4
与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。4
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4

評価割合

研究への取組み発表卒業論文態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503020000100
基礎的能力0000000
専門的能力503020000100
分野横断的能力0000000