準学士課程の教育目標 A① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する共通基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
概要:
生物を利用した生理活性物質の生産を準備段階からバイオリアクターを用いた生産まで考慮して、事例を通して学習する。
授業の進め方・方法:
タンパク質生産の話が中心なので、生物化学、化学工学の基本をしっかり理解しておくこと。
注意点:
自学自習のために、授業内容に関係する課題レポートを課す。課題レポートはすべて提出すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 3 | 後10,後13 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 4 | 後10,後12,後13 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
分化について説明できる。 | 4 | 後10 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。 | 4 | 後1,後5 |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。 | 3 | 後1,後5 |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 3 | 後1,後5 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 4 | 後1 |
生物化学 | 単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 3 | 後3 |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 3 | 後3 |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 3 | 後3 |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 3 | 後3 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 3 | 後1 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 3 | 後3 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 3 | 後3 |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 3 | 後1 |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 3 | 後10 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 3 | 後10 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 3 | 後10 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 3 | 後10 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 3 | 後10 |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 3 | 後3 |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 3 | 後3 |
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。 | 3 | 後3 |
解糖系の概要を説明できる。 | 3 | 後3 |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 3 | 後3 |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 3 | 後3 |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 3 | 後3 |
生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 3 | 後4 |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 3 | 後4 |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 3 | 後2,後4 |
微生物の育種方法について説明できる。 | 3 | 後2,後4 |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 3 | 後2,後4 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | 後4 |
遺伝子組換え技術の原理について理解している。 | 3 | 後10 |
バイオテクノロジーの応用例(遺伝子組換え作物、医薬品、遺伝子治療など)について説明できる。 | 3 | 後5,後11,後12 |
バイオテクノロジーが従来の技術に対して優れている点について説明できる。 | 3 | 後5,後11,後12 |
遺伝子組み換え技術のリスクと安全策について説明できる。 | 3 | 後10,後11,後12 |