到達目標
1. CLIを用いてルータの設定をすることができる。
2. RIPを用いて小規模ネットワークの構築をすることができる。
3. アクセスリストについて理解できる。
4. アクセスリストをインターフェースに適用し、パケットフィルタリングを行うことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ルータが適切な動作をするようにCLIを用いて設定をすることができる | CLIを用いてルータの設定をすることができる | CLIを使うことができない |
評価項目2 | RIPを用いて小規模ネットワークの構築を行うことができる | RIPを用いてルータの接続をすることができる | RIPについて理解していない |
評価項目3 | アクセスリストについて完全に理解し、その役割と設定方法について詳しく説明できる。 | アクセスリストについて理解し、その役割と設定方法についてある程度説明できる。 | アクセスリストについて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
基礎ネットワーキングで学んだ事項を演習で確認する。実際にルータを操作して、パスワードリカバリー、TFTP、RIP、ACLについて学習する。またUTPケーブルの構造についても理解する。
授業の進め方・方法:
原則として基礎ネットワーキングの単位取得者を対象とする。演習が中心である。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスおよび基礎知識の確認 |
基礎ネットワーキングで学んだことを再確認する
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2週 |
CLIの操作1 |
CLIを用いてルータの情報を知ることができる
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3週 |
CLIの操作2 |
CLIを用いてルータの簡単な設定をすることができる
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4週 |
パスワードの設定 |
パスワードによりセキュリティが高まることを理解し、実際にパスワードを設定することができる
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5週 |
パスワードリカバリ |
パスワードが分からないルータの復旧作業をすることができる
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6週 |
小テスト |
1~6週の内容について理解し、実際にルータの操作をすることができる
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7週 |
静的ルーティング1 |
静的ルーティングの仕組みを理解しルータを設定することができる
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8週 |
静的ルーティング2 |
静的ルーティングを用いて2台以上のルータを接続することができる
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2ndQ |
9週 |
RIPの使用1 |
RIPの動作について理解しRIPの設定ができる
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10週 |
RIPの使用2 |
RIPを用いて2台以上のルータを接続することができる
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11週 |
RIPの使用3 |
小規模なネットワークの設定ができる
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12週 |
RIPの使用4 |
小規模なネットワーク同士を接続することができる
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13週 |
TFTPによるIOSのバックアップ |
TFTPを用いてIOSのバックアップができる
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14週 |
TFTPによるIOSのリストア |
TFTPを用いてIOSのリストアをすることができる
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15週 |
小テスト |
7~14週の内容について理解し、実際にルータの操作をすることができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アクセスリストによるパケットのフィルタリング |
アクセスリストによるパケットフィルタリングの概要を理解できる。
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2週 |
ルータの動作 |
アクセスリストが適用されたルータの挙動について理解できる。
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3週 |
アクセスリスト作成時の注意事項 |
処理の順番、暗黙の拒否などアクセスリスト作成時に注意すべき事項について理解できる。
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4週 |
ワイルドカードマスク |
ワイルドカードマスクの役割と使用方法について理解できる。
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5週 |
標準IPアクセスリストの作成 |
標準IPアクセスリストの作成方法について理解できる。
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6週 |
拡張IPアクセスリストの作成 |
拡張IPアクセスリストの作成方法について理解できる。
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7週 |
アクセスリストのインターフェースへの適用 |
作成した標準 IPアクセスリスト及び拡張IPアクセスリストをインターフェースへ適用する方法を理解できる。
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8週 |
中間試験 |
1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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4thQ |
9週 |
試験内容についての解説 |
中間試験の内容を理解する。
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10週 |
ネットワークの構築1 |
PC、スイッチングハブ、ルータをケーブルで正しく接続し、パケットフィルタリングの実験環境を構築できる。
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11週 |
ネットワークの構築2 |
各PC、インターフェースに適切なIPアドレスを設定し、LANを構築することができる。
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12週 |
標準IPアクセスリストによるパケットフィルタリング |
標準IPアクセスリストを作成、適用し、パケットフィルタリングを行うことができる。
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13週 |
拡張IPアクセスリストによるパケットフィルタリング1 |
拡張IPアクセスリストを作成、適用し、パケットフィルタリングを行うことができる。
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14週 |
拡張Pアクセスリストによるパケットフィルタリング2 |
拡張IPアクセスリストによってFTPなど特定のアプリケーションに対してパケットフィルタリングを行うことができる。
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15週 |
定期試験 |
9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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16週 |
定期試験内容についての解説 |
定期試験の内容を理解する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |