到達目標
ゲノム情報、タンパク質、PCRなどの言葉を理解し、最新技術のトピックにも対応可能なライフサイエンス分野の知識を身につける。
オリジナルの理科教育教材の開発を試み、わかりやすく発表することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
ゲノム情報 | ゲノム情報について理解できて、説明ができる。 | ゲノム情報について理解している。 | ゲノム情報についての話を理解できない。 |
タンパク質 | タンパク質の特徴について理解できて、説明ができる。 | タンパク質の特徴について理解している。 | タンパク質の特徴についての話を理解できない。 |
PCR | PCRについて理解できて、説明ができる。 | PCRについて理解している。 | PCRについての話を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する共通基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA② 自主的・継続的な学習を通じて、共通基礎科目に関する問題を解決できる。
教育方法等
概要:
ライフサイエンスの分野は、病気や薬に関連するために、重要性が認識され、急速に進歩を遂げてきている。その結果として、しばらく前までは専門知識とされていた内容も、すぐに一般的な知識として使われていく場合が多く見受けられる。しかし、それらの知識を理解するためには、生物、化学、物理など、幅広い自然科学の知識が必要である。そのために、この科目では研究や発見の経緯と社会的背景を紹介することで、受講者に広い知識の結びつきを認識してもらう。それらを通じて、各自の専門分野によらず、将来どこかで役に立つような、論理的な思考力を養う。
この科目の目標としては、ライフサイエンス分野の新しい技術や発見の話を聞いたときに、身近に感じてイメージできるのに十分な知識を身に付けてもらう。さらに、人に説明できるように、重要な事柄を整理してまとめる能力の育成も行う。
また、この科目は、担当する教員が化学系企業でタンパク質合成技術の研究をしていた経験を活かし、分子生物学・生化学分野の発展と現状について、主として講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
ゲノム情報解析、タンパク質の構造、酵素の機能、PCR、免疫系などを中心に、簡単な実験や実習も交えながら学ぶ。
また、理科教育教材の開発を試みることを通じ、科学的な思考において重要なことを抽出し、人に伝える能力を養う。
課題レポートの作成を通じて、理解の確認と知識の整理を行う。
注意点:
講義を受けるのに、基礎的な科学の知識を有することが望ましいが、ライフサイエンス分野についての専門的な予備知識は必須ではない。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
この科目の授業計画について理解する。
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2週 |
ゲノム塩基配列の解析 |
ゲノム情報の解読の流れを説明できる。
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3週 |
タンパク質の構造と性質 |
タンパク質の性質の特徴を説明できる。
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4週 |
PCRの原理と応用 |
PCRのしくみを説明できる。
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5週 |
PCR実験 |
実験内容を説明できる。
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6週 |
PCR産物の電気泳動実験 |
電気泳動のしくみを説明できる。
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7週 |
ゲノム情報の解析と表示 |
ゲノム情報の構成や利用法を説明できる。
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8週 |
タンパク質の合成と機能 |
タンパク質の合成法を説明できる。
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4thQ |
9週 |
タンパク質の精製 |
タンパク質の精製法を説明できる。
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10週 |
免疫システム |
免疫システムの概要を説明できる。
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11週 |
教材開発(1) |
理科教育教材のアイデアを出す。
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12週 |
教材開発(2) |
教材を試作する。
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13週 |
発表準備 |
開発した教材を説明するための準備をする。
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14週 |
発表会 |
開発した教材についてわかりやすく発表する。
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15週 |
定期試験 |
授業で得られた知識と経験について、総括する。
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16週 |
答案返却 |
定期試験の内容を復習する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |