無機材料工学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 無機材料工学
科目番号 1012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】 新版 「基礎固体化学」,村石治人 著,三共出版
【参考書】 「無機ファイン材料の化学」,小菅皓二 他著,三共出版 など
担当教員 松嶋 茂憲

到達目標

1. 固体の結晶構造と不完全な構造について理解し、説明することができる。
2. 2成分系状態図,固体内拡散,相転移,固体の反応の基本を理解し、説明することができる。
3. 伝統的セラミックス及びファインセラミックスの事例について理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1結晶構造と不完全な構想の基本について理解し、説明することができる。結晶構造と不完全な構想の基本について理解することができる。結晶構造と不完全な構想の基本について理解することができない。
評価項目2ニ成分系状態図,固体内拡散,相転移,固体の反応の基本について理解し、説明することができる。ニ成分系状態図,固体内拡散,相転移,固体の反応の基本について理解することができる。ニ成分系状態図,固体内拡散,相転移,固体の反応の基本について理解することができない。
評価項目3伝統的セラミックスとファインセラミックスの事例について理解し、説明することができる。伝統的セラミックスとファインセラミックスの事例について理解することができる。伝統的セラミックスとファインセラミックスの事例について理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。

教育方法等

概要:
本講義では、人類の生活において欠くことのできない無機材料の基本を理解することを目的とする。結晶学,状態図,相転移,拡散,固体反応から無機材料を学び、実材料である伝統的セラミックスやファインセラミックスを理解する。
授業の進め方・方法:
教科書を使用するが、必要に応じて参考資料を配付する。また、「無機材料工学」に関する理解が得られるように、講義内容に準じた演習を課す。
注意点:
本科科目(無機化学Ⅰ・Ⅱ,物質工学,触媒化学,分析化学,物理化学など)に関する理解を深めておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 固体の結晶構造 固体の結晶構造の基礎について説明できる。
2週 固体の不完全な構造 固体の不完全な構造の基礎について説明できる。
3週 二成分系状態図 二成分系状態図の基礎について説明できる。
4週 相転移 固体の相転移の基礎について説明できる。
5週 固体内拡散 固体内拡散の基礎について説明できる。
6週 固体の反応 固体の反応の基礎について説明できる。
7週 伝統的セラミックス材料Ⅰ 伝統的セラミックス材料の基礎について説明できる。
8週 伝統的セラミックス材料Ⅱ 伝統的セラミックス材料の基礎について説明できる。
2ndQ
9週 伝統的セラミックス材料Ⅲ 伝統的セラミックス材料の基礎について説明できる。
10週 ファインセラミックス材料Ⅰ ファインセラミックス材料の基礎について説明できる。
11週 ファインセラミックス材料Ⅱ ファインセラミックス材料の基礎について説明できる。
12週 ファインセラミックス材料Ⅲ ファインセラミックス材料の基礎について説明できる。
13週 ファインセラミックス材料Ⅳ ファインセラミックス材料の基礎について説明できる。
14週 ファインセラミックス材料Ⅴ ファインセラミックス材料の基礎について説明できる。
15週 無機材料工学に関するまとめ 無機材料工学の基礎について説明できる。
16週 定期試験 第1週から第15週の授業内容

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ演習・レポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000