環境分析化学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境分析化学
科目番号 1019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】 環境分析化学、三共出版 合原眞ら 共著 【参考書】 これからの環境分析化学入門、講談社 小熊幸一ら 編著
担当教員 松嶋 茂憲

到達目標

1.環境の現状について説明できる。
2.クロマト分析による代表的な分析方法を説明できる。
3.特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定をもとにデータを解析することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題の現状について説明でき、応用できる。環境問題の現状について説明できる。環境問題の現状について説明できない。
評価項目2大気,水,土壌の環境分析について説明でき、応用できる。大気,水,土壌の環境分析について説明できる。大気,水,土壌の環境分析について説明できない。
評価項目3機器分析装置の原理と応用について説明でき、応用できる。機器分析装置の原理と応用について説明できる。機器分析装置の原理と応用について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA② 自主的・継続的な学習を通じて、共通基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。

教育方法等

概要:
我々の身の回りには、多くの環境問題が存在している。本講義では、環境問題の現状を理解し、大気,水,土壌環境のサンプリング,分析,評価方法について理解を深めることを目的とする。多くの環境問題の中から、大気汚染,水質汚濁, 土壌汚染等における環境問題と環境分析を取り上げるとともに、機器分析装置の原理や用途についてを学ぶ。
授業の進め方・方法:
前半は、環境問題の現状,大気環境と水環境について解説し、後半は土壌環境と機器分析法について講義する。
注意点:
化学系本科科目(無機化学,分析化学,構造解析学,機器分析実験など)の理解を深めておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 分析化学の基礎 ・化学平衡について説明できる。
・分析データの取り扱い方を理解している。
2週 環境問題の現状 ・環境問題の現状について説明できる。
3週 大気環境問題1 ・大気環境問題の現状について説明できる。
4週 大気環境問題2 ・大気環境問題の分析について説明できる。
5週 水環境問題1 ・水環境問題の現状について説明できる。
6週 水環境問題2 ・水環境の分析について説明できる。
7週 土壌環境問題1 ・土壌環境問題の現状について説明できる。
8週 土壌環境問題2 ・土壌の成り立ちについて説明できる。
4thQ
9週 土壌環境問題3 ・土壌の特徴について説明できる。
10週 土壌環境問題4 ・土壌環境の分析について説明できる。
11週 放射性物質の分析 ・放射性物質の分析について説明できる。
12週 X線回折(XRD) ・XRDについて説明できる。
13週 X線回折(XRD), 蛍光X線分析(XRF) ・XRD, XRFについて説明できる。
14週 電気化学分析法 ・電気化学分析法について説明できる。
15週 表面分析法 ・表面分析法について説明できる。
16週 定期試験 ・9週~15週までの理解度の確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000