文章表現論

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 文章表現論
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「楽しく書ける作文・小論文 基本編―「六〇〇字で書こう」」 上條晴夫 桐原書店
担当教員 宮内 真人,油谷 英明,豊田 圭子,荒川 裕紀,古野 誠治,松尾 貴之

到達目標

1.社会人として必要な日本語表現能力を習得し、実践できる。情報を収集・分析し、自らの考えを文章にまとめることができる。
2.他者の意見について、客観的な評価や建設的な助言ができる。
3.自らの考えを論理的に構成し、相手に向かって効果的に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会人として必要な日本語表現能力を習得し、実践できる。情報を収集・分析し、自らの考えを客観的に文章にまとめることができる。社会人として必要な日本語表現能力を習得し、実践できる。情報を収集・分析し、自らの考えを文章にまとめることができる。社会人として必要な日本語表現能力を習得し、実践が困難である。情報を収集・分析し、自らの考えを文章にまとめることができない。
評価項目2他者の意見について、客観的な評価や、相手に伝わりやすいように建設的な助言ができる。他者の意見について、客観的な評価や建設的な助言ができる。他者の意見について、客観的な評価や建設的な助言ができない。
評価項目3自らの考えを論理的に構成し、聞き手を意識した上で相手に向かって効果的に伝えることができる。自らの考えを論理的に構成し、相手に向かって効果的に伝えることができる。自らの考えを論理的に構成し、相手に向かって効果的に伝えることが困難である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実践的技術者に必要な日本語の表現能力を豊かにし、言語活動の向上を図る。社会人として必要な、文章や口頭発表による自己表現能力の充実を図る。
授業の進め方・方法:
学習する単元を予習復習すること。質疑応答も評価に関わる。問いに対して簡潔明快な答えること。辞書類を持参し、広く活用すること。
注意点:
毎講、学習内容に対応した課題を出すので、必ず学習してくること。課題の提出期限は厳守すること。また、口頭発表に向けて、十分な準備を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業概要及び履修心得・学習方法を把握する。
2週 文章の整え方 書き写しのポイントを把握し、実践する。
3週 文章の整え方 話し言葉と書き言葉の相違を理解し、話し言葉から書き言葉に直すことができる。
4週 文章の整え方 箇条書き発想法を学び、テーマに沿った内容について発想することができる。
5週 文章の整え方 段落分けのポイントを学び、実践する。
6週 文章の書き方 自己アピール文の作成し、お互いに批評することができる。
7週 文章の書き方 推敲・添削の方法を学び、学生同士で文章の添削をすることができる。
8週 文章の書き方 本論の書き方―反論容認型を理解する。
4thQ
9週 文章の書き方 本論の書き方―事例考察型を理解する。
10週 文章の書き方 本論の書き方―重点先行型を理解する。
11週 総合的な実践演習 社会問題をテーマとする小論文を作成する。
12週 総合的な実践演習 社会問題をテーマとする小論文を学生同士で添削し合い、批評することができる。
13週 総合的な実践演習 科学技術をテーマとする小論文を作成する。
14週 総合的な実践演習
まとめ
科学技術をテーマとする小論文を学生同士で添削し合い、批評することができる。
今まで学習した小論文の型を復習する。
15週 定期試験 1~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 定期試験解説 定期試験の内容を理解し、復習する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。5
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。5
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。5
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。5
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。5
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。5
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。5
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。5
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。5
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。5
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。5
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。6
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。6
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。6
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。6

評価割合

試験発表・課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力50500000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000