到達目標
1.人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
2.社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。
3.北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。 | 人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解・説明できる。 | 人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。 | 人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できない。 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解・説明できる。 | 社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できない。 |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。 | 北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について良く認識できる。 | 北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。 | 北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF① 歴史・文化・社会に関する知識を持ち、それらを示すことができる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。
教育方法等
概要:
よく知られているように北九州は、1901年に八幡製鉄所(八幡東区東田)が操業を開始した。その後の北九州は、第一次大戦期以降に各種工業が発展し、また筑豊炭田やアジア大陸に近かったという地の利もあり、四大工業地帯の一角を占めるようになった。しかし第二次世界大戦後の復興の時期を経て、高度経済成長以降の北九州は、鉄鋼業の停滞もあり、国内での相対的な地位を低下させていった、1970年代後半以降はオイルショックや円高不況、バブル景気の崩壊などにより、素材産業が中心だった北九州工業地帯の地位はさらに低下し現在に至っている。一方で北九州は、第二次大戦期以前に事業を開始した安川電機やTOTOが、戦後に大きく発展した。また低成長の時期以降は、北九州の周辺部では自動車産業も発展している。この授業ではこうした見通しのもと、北九州市域を軸とする産業史を講義したい。
授業の進め方・方法:
授業はプリントを配布し、それを中心に行う。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。
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2週 |
近代北九州産業発展の前史 |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
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3週 |
明治中期以降における工業化の進展(1880年代から1930年代) |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
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4週 |
戦時経済から敗戦後の復興期(1930年代後半から50年代前半) |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
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5週 |
高度経済成長期(1950年代後半から1970年代前半) |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
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6週 |
オイルショックから1990年代半ばまで |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。
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7週 |
近現代の九州産業史 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。
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8週 |
八幡製鉄所の戦後史 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。
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2ndQ |
9週 |
自動車産業の進出と発展 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。
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10週 |
公害の克服と環境産業の発展 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。
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11週 |
北九州を代表する企業の経営発展(安川電機) |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
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12週 |
北九州を代表する企業の経営発展(三菱ケミカル) |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
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13週 |
北九州を代表する企業の経営発展(TOTO) |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
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14週 |
北九州を代表する企業家・技術者 |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
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15週 |
まとめ |
北九州地域の産業的特徴を理解し、その特色を活かす方法について認識できる。
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16週 |
定期試験 |
定期試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 100 |