北九州市社会学論

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 北九州市社会学論
科目番号 0027 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 大熊 智之,新鞍 拓生

到達目標

・北九州市の地政学的な特徴や市として成立するまでの旧五市合併の経緯について知ることができる。
・北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
・住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題について理解できる。
・北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1北九州市の地政学的な特徴や市として成立するまでの旧五市合併の経緯について十分知ることができる。北九州市の地政学的な特徴や市として成立するまでの旧五市合併の経緯についてほぼ知ることができる。北九州市の地政学的な特徴や市として成立するまでの旧五市合併の経緯について知ることができない。
評価項目2北九州市の都市経営のあり方とその特徴について十分理解できる。北九州市の都市経営のあり方とその特徴についてほぼ理解できる。北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できない。
評価項目3住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題について十分理解できる。住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題についてほぼ理解できる。住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題について理解できない。
評価項目4北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。北九州市の今後の発展にむけて必要な視点をおおむね養うことができる。北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF① 歴史・文化・社会に関する知識を持ち、それらを示すことができる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。

教育方法等

概要:
北九州市はかつて四大工業地帯のひとつであり、八幡製鉄所を中心に発展してきたが、高度経済成長期以降は日本全体に比べ、相対的に発展の度合いは小さくなった。人口動態では北九州市は、日本全体よりも早く停滞、減少に転じ、高齢化も同様に進展している。さらに都市の規模でも北九州市は、かつては九州第一の大都市であり、企業や官庁の支社、出先機関が置かれたが、1970年代には人口規模で福岡市に抜かれ、街としての賑わいは現状大きな差を付けられている。北九州市では、行政や経済界などが中心となって停滞、衰退を押しとどめるべく、さまざまな活動を行ってきたものの、停滞を克服するまでには至ってないように思われる。この授業では、北九州市を取り巻く経済的、社会的状況をいくつかのテーマに分けて、歴史的な展開と現状を把握することにより、いま現在学生のみなさんが係わっている地域の将来について考える一助にしたいと考える。
授業の進め方・方法:
授業はプリントを配布し、それを中心に行う。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 北九州の地政学的な特徴、市として成立するまでの旧五市合併運動の経緯などについて整理する。
2週 北九州市発足以後の歴史的概観 北九州の地政学的な特徴、市として成立するまでの旧五市合併運動の経緯などについて整理する。
3週 地域経済の歴史的変遷 北九州の地政学的な特徴、市として成立するまでの旧五市合併運動の経緯などについて整理する。
4週 産業行政の変遷 北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
5週 素材・加工組立産業の動向 北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
6週 新産業の展開(1) 北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
7週 新産業の展開(2) 北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
8週 技術の基盤整備 北九州市の都市経営のあり方とその特徴について理解できる。
4thQ
9週 産業の新陳代謝をめざして 住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題について理解できる。
10週 商業機能の停滞 住民自治や福祉の面で北九州市が抱えている課題について理解できる。
11週 都市部の活性化 北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。
12週 観光の振興 北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。
13週 市民の意識 北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。
14週 スポーツ 北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。
15週 講義のまとめ 北九州市の今後の発展にむけて必要な視点を養うことができる。
16週 定期試験 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100