分子生物学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 分子生物学
科目番号 0067 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 休み時間の分子生物学 黒田 裕樹 (著)
担当教員 井上 祐一

到達目標

1. 生命活動に関与する生体材料について分子レベルで説明できる。
2. 細胞分裂についてその過程を分子レベルで説明できる。
3. 分子生物学的手法の原理や応用について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生命活動に関与する生体材料について分子レベルで複数詳細に説明できる。 生命活動に関与する生体材料について分子レベルで簡単に説明できる。 生命活動に関与する生体材料について分子レベルで説明できない。
評価項目2細胞分裂についてその過程を分子レベルで詳細に説明できる。 細胞分裂についてその過程を分子レベルで簡単に説明できる。 細胞分裂についてその過程を分子レベルで説明できない。
評価項目3分子生物学的手法の原理や応用について複数詳細に説明できる。 分子生物学的手法の原理や応用について簡単に説明できる。 分子生物学的手法の原理や応用について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SA② 自主的・継続的な学習を通じて、共通基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。

教育方法等

概要:
生命活動の根本にある生体材料や細胞、その制御機構を分子レベルで学習する。また、近年の分子生物学的手法の基礎から応用までについて技術的観点から幅広く学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書に従って進める。また理解を深めるため途中でレポートを課す。
注意点:
自主的・継続的な学習を心がけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスから科目の重要点のとらえ方を理解する。
2週 遺伝情報 セントラルドグマについて説明できる。
3週 原核細胞と真核細胞
原核生物と真核生物の違いについて説明できる。
4週 タンパク質
タンパク質の働きや構造について説明できる。
5週 核酸
核酸の構造、RNAの種類、DNAの複製について説明できる。
6週 遺伝子発現機構 転写や翻訳について説明できる。
7週 細胞内骨格 細胞内骨格について説明できる。
8週 細胞分裂 細胞周期について説明できる。
2ndQ
9週 分子生物学的手法1 電気泳動について説明できる。
10週 分子生物学的手法2 PCRの原理やその応用について説明できる。
11週 分子生物学的手法3 抗体を用いたタンパク質の検出について説明できる。
12週 分子生物学的手法4 クリスパーキャスについて説明できる。
13週 分子生物学的手法5 タンパク質の構造解析について説明できる。
14週 日本人の分子生物学分野でのノーベル賞 iPS細胞について説明できる。
15週 定期試験 9〜14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 定期試験の解説 定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力0000000
専門的能力90100000100
分野横断的能力0000000