知的財産

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 知的財産
科目番号 0079 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 白神 宏

到達目標

①知的財産権の概要を理解する。知的財産権には特許権をはじめ、実用新案権、意匠権、商標権といった産業財産権ほかに著作権といった学術・文化に関わる知的財産権もあることを知る。
②特許権、実用新案権の内容を理解し、それぞれの知的財産権の審査手続を知る。特許権における「発明」どのように定義されているか自然法則、利用、技術的思想、創造性、高度性の言葉を使いながら理解する。実用新案権における「考案」とはどうように定義されるかを知る。
③特許権、実用新案権の訴訟手続を知り、特許権、実用新案権の情報を検索する方法を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 知的財産権の概要を理解している。特許権をはじめ、実用新案権、意匠権、商標権、著作権といった各々の知的財産権の内容、特質を十分に理解している。知的財産権の権利の内容、特質をほぼ理解できている。知的財産権の権利の内容、特質を理解できていない。
評価項目2 特許権、実用新案権の内容を理解し、それぞれの知的財産権の審査手続を知る。特許権、実用新案権の要件、効果を十分に理解し、その審査手続の過程も十分に説明できる。特許権、実用新案権の要件、効果をほぼ理解し、その審査手続の過程をほぼ説明できる。特許権、実用新案権の要件、効果を理解していないし、その審査手続の過程を説明できない。
評価項目3 特許権、実用新案権の訴訟手続を知り、特許権、実用新案権の情報を検索する方法を理解する。 特許権、実用新案権の訴訟手続を十分に説明することができ、特許権、実用新案権の情報を十分に検索することができる。特許権、実用新案権の訴訟手続をほぼ説明することができ、特許権、実用新案権の情報をほぼ検索することができる。特許権、実用新案権の訴訟手続を説明することができず、特許権、実用新案権の情報を検索することができない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF① 歴史・文化・社会に関する知識を持ち、それらを示すことができる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF②  工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF③  技術者としての役割と責任(倫理観)を認識し、説明できる。

教育方法等

概要:
まず、知的財産権の概要を学んでゆく。具体的には特許権をはじめ、実用新案権、意匠権、商標権といった産業財産権や著作権といった学術・文化に関する知的財産権の内容、特徴を知るところからはじめたい。
次に特許権、実用新案権の内容を詳しく解説し、それぞれの知的財産権の審査手続を学んでゆく。具体的には特許権における「発明」どのように定義されているか自然法則、利用、技術的思想、創造性、高度性の言葉を使いながら解説する。また、実用新案権における「考案」とはどうように定義されるかも学ぶ。
最後に特許権、実用新案権の訴訟手続を説明し、特許権、実用新案権の情報を検索する方法を学んでゆきたい。
授業の進め方・方法:
パワーポイントのスライドと教科書を併用しながら、授業を進める。毎回、レジュメとスライドのプリントを配布する。
注意点:
成績の評価は、中間テストと期末テストの成績で評価するので、復習を十分に行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 知的財産権とは何か 知的財産権の種類、分類 知的財産権には特許権、実用新案権の他に意匠権、商標権、著作権があることを知る。それぞれの知的財産権の特徴を理解する。
2週 知的財産権の問題の背景 知的財産権を巡る日米間のあゆみをふりかえながら、知的財産権の重要性を知る。
3週 特許権(1) 発明とは 自然法則、利用、技術的思想、創造性、高度性、職務発明 特許出願手続(1)特許出願、出願公開制度 特許権における「発明」とはどのようなものかを理解する。職務発明の意味を理解する。特許出願手続を知る。
4週 特許権(2) 特許出願手続(2) 審査請求制度 優先審査制度 防衛出願 出願の範囲 請求項 補正 査定 特許登録 特許出願手続を知る。請求項と補正の関係を理解する。
5週 特許権(3) 特許権の効力(1) 積極的効力 実施行為 消尽  特許権の効力を知る。積極的効力の内容を理解し、消尽について説明できるようになる。
6週 特許権(4) 特許権の効力(2) 特許権の効力を知る。
7週 特許権(5) 特許権の効力(3)権利の譲渡 特許権の権利譲渡について知る。
8週 中間試験
2ndQ
9週 特許権(6) 特許訴訟と審判 特許無効の抗弁 審判の効果 審判手続(1) 特許無効の抗弁を知る。
10週 特許権(7) 審判手続(2) 拒絶審査不服審判 審査前置主義 訂正審判 審判の手続を理解する。拒絶審査不服審判、審査前置主義、訂正審判を知る。
11週 特許権(8) 審決取消訴訟  行政処分の取消し訴訟 当事者 意見陳述制度 判決 審決取消訴訟の範囲 刑罰 審決取消訴訟を知る。特許権の刑罰について知る。
12週 実用新案権 歴史 保護対象 考案とは 出願手続 行使と権利者の注意義務 実用新案権を理解する。考案とは何かを理解する。
13週 特許調査(1) J-platpat(特許情報プラットホーム) J-platpatを使って特許情報を検索する。 J-platpatの使い方を知る。
14週 特許調査(2) J-platpatを使って別の方法で特許情報を検索する。 J-platpatを理論式の検索コードを使って特許情報を知る。
15週 意匠権、プログラム著作権、商標権 意匠権、著作権(主にプログラム著作物)、商標権を知る。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100