到達目標
1.バイオメカニクスについて説明できる.
2.関節や筋肉の基本構造や働きについて説明できる.
3.各関節の構造や運動について説明できる.
4.関節疾患と治療法について説明できる.
5.バイオメカニクスに関する計測技術について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | バイオメカニクスに関する人体構造や働き,運動について助言なく説明できる | バイオメカニクスに関する人体構造や働き,運動について助言を基に説明できる | バイオメカニクスに関する人体構造や働き,運動について助言があっても説明できない |
評価項目2 | バイオメカニクスに関する研究について他分野の研究者にも理解できるように説明できる | バイオメカニクスに関する研究について同分野の研究者にも理解できるように説明できる | バイオメカニクスに関する研究について同分野の研究者にも理解できるように説明できない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生体医工学は工学と医学を融合した複合分野であり,人体の病気・疾患を工学的アプローチにより定量化することで医療の発展に貢献する学問である.この中でも機械分野に最も近いバイオメカニクス分野,関節や筋肉の構造や働きについての知識を習得する.
授業の進め方・方法:
機械工学分野の視点から見た『バイオメカニクス』に関する授業を各機械の代表科目である「加工」、「熱工学」、「流体工学」、「材料」の分野から授業を行い、全体で機械工学分野がバイオメカニクスにどのように関わっているかを学ぶ。
配布資料や映像資料を基に専門外の学生にも興味が持てる内容で解説を行う。テーマにより、講義のほか、専門分野の研究室における実機による実験見学等を含めた形での授業を行う場合もある。
注意点:
定期的に講義内容をまとめたレポートを提出。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 講義スケジュール、講義内容および講義方法の説明 |
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2週 |
骨の機械的性質 |
骨の機械的性質を理解し、説明できる 骨の機械加工性を理解し、説明できる。
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3週 |
人工骨の機械的性質 合金、プラスチックでの製作法 |
人工骨の機械的性質を理解し、説明できる。 合金、プラスチックでの製作法を理解し、説明できる。
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4週 |
歯、人工歯の加工性 |
歯の機械加工性を理解し、説明できる。 人工歯の加工性の機械加工性を理解し、説明できる。
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5週 |
人人工歯の製造 (セラミックス、レジン、ジルコニア) |
人工歯(セラミックス、レジン、ジルコニア)の製造法を理解し、説明できる。
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6週 |
医療機器、製薬機器製造技術 |
機械機能部品の加工と医療機器、製薬機器製造技術の違いを理解し、説明できる。
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7週 |
血栓シミュレーション(1) |
血栓(一次血栓、二次血栓)の生成メカニズムを理解する。
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8週 |
血栓シミュレーション(2) |
一次血栓、二次血栓にかかわる化学反応の計算モデルについて理解する。
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4thQ |
9週 |
血栓シミュレーション(3) |
血流と連動した血栓シミュレーション手法を理解する。
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10週 |
センサ(1) |
圧力センサについて理解し、センサを用いて測定できる。
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11週 |
センサ(2) |
ひずみセンサについて理解し、センサを用いて測定できる。
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12週 |
センサ(3) |
模擬手腕を用いて血圧の測定ができ、データ解析ができる。
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13週 |
骨のバイオメカニクス(1) |
大腿骨頭部に作用する力を理解する。
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14週 |
骨のバイオメカニクス(2) |
緻密骨の累積損傷を理解する。
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15週 |
歩行の運動力学 |
体節間の力とモーメントを理解する。
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16週 |
定期試験なし |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 報告書 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |