国語BⅡ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語BⅡ
科目番号 0033 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「精選 現代の国語」東京書籍、「精選 言語文化」東京書籍、『意味で覚える漢字トレーニングセレクト』いいずな書店
担当教員 豊田 圭子

到達目標

1.論理的な文章を読み、構成や展開に基づいて論旨を理解し、要約できる。
2.文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果について説明できる。
3.古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、自ら創作できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約したうえで、自分の意見を述べることができる。 論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約できる。論理的な文章の構成・展開を正しく理解、要約できない。
評価項目2文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果について説明できる。代表的な文学作品の日本文学史における位置を理解できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果について説明できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わうことができない。また、その効果について説明できない。
評価項目3古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、熟語・ことわざ・慣用句などの知識を活用し、自ら創作できる。古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、自ら創作できる。古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができない。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、自ら創作することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、1年次より高度な論理的コミュニケーション能力を養い、幅広い日本語・日本文学の知識に立脚した理解と表現の力を確立することを目的とする。具体的には、①文章理解を通じて豊かな人間性を培う。②漢字・語句の学習を行い、日本語の語彙力を向上させる。③レポートや口頭発表を通じて表現力・文章力を涵養する。なお、本授業は文系科目における科目間連携の充実を目指した授業である。
授業の進め方・方法:
精選された文章を読み、教員との質疑応答や学習者間の意見交流を通じて理解・見識を深める。
注意点:
①次回学習する単元を予習してくること。②配布する参考資料や課題などを各自整理すること。③問いに対して簡潔明快に答えること。また、自分の意見を積極的に述べるよう努めること。④辞書類、国語便覧を活用し、積極的に疑問を投げかけてほしい。⑤漢字検定4~2級程度の読み書きができる語彙力を養うため、授業では漢字小テストを実施する。⑥常に「興味を持つ」「疑問を持つ」「問題意識を持つ」ことを心がけること。⑦古典では毎次辞書を使用する予定である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古文(1) 身近な古文表現に親しみながら、古典文法(係り結びなど)・表現を理解できる。
2週 古文(2) 文章中に出てくる古語の意味を調べ、理解できる。
物語の作者と作品の成立について理解できる。助動詞の用法を学び、現代語訳できる。
3週 古文(3) 物語を読み、登場人物の関係を理解できる。また、登場人物の心情や人間像を捉えることができる。和歌の技法を理解できる。
4週 古文(4) 物語の作者と作品の成立について理解できる。助動詞の用法を学び、現代語訳できる。
5週 古文(5) 物語を読み、登場人物の関係を理解できる。また、登場人物の心情や人間像を捉えることができる。
6週 古文(6) 日記・随筆の作者と作品の成立、他の作品との関係について理解できる。
7週 古文(7) 日記・随筆を読み、作者の心情を捉えることができる。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 試験の解説
漢文(1)
試験内容を理解し、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。
身近な漢文表現に親しみながら、漢文訓読の基礎を理解できる。
10週 漢文(2) 漢詩のきまりやリズム、韻について理解できる。
11週 漢文(3) 漢文を正しく書き下し文にできる。書き下し文をもとに現代語訳できる。
内容を正しく把握し、故事の意味を考えることができる。白文に訓点を付すことができる。
12週 漢文(4) 本文の時代背景を踏まえ、内容を正しく把握し、故事の意味を考えることができる。
白文に訓点を付すことができる。
13週 漢文(5) 漢文を正しく書き下し文にできる。書き下し文をもとに現代語訳できる。
14週 漢文(6) 漢文を正しく書き下し文にできる。書き下し文をもとに現代語訳できる。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 試験の解説 試験内容を理解し、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト演習・レポート合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000