英語AⅢ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語AⅢ
科目番号 0035 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Revised Big Dipper English Communication III (数研出版)/ Revised Big Dipper English Communication III ベーシックノートおよびワークブック / (M,R,C) All Ears Vol.3
担当教員 久保川 晴美,横山 郁子

到達目標

1. 語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。
2. 文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。
3. 中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。
4. 高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。
5. 毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。
6. TOEIC Bridgeで130点相当の点数を取ることができる。
7.初歩的な英会話ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
英文法理解各レッスンの文法を理解し、活用することができる。各レッスンの文法がおおむね活用できる。各レッスンの文法が活用できない。
英文内容把握各レッスンの英文情報を正確に理解できる。各レッスンの英文情報をおおむね理解できる。各レッスンの英文内容が理解できない。
リーディング・英会話各レッスンのリーディング・英会話内容を理解し活用できる。各レッスンのリーディング・英会話内容をおおむね活用できる。各レッスンのリーディング・英会話内容を活用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、1、2年次に既習の学習項目を基礎とし、科学記事、物語等の様々な形式の英文を読むことにより、英語の基本的な構造を理解し、情報や書き手の意図を明確に把握できることを目的とする。授業では、英単語・熟語、文法・語法を基盤として英文を理解したうえで、様々なタスクに取り組む積極的な態度を養う。また、いままでの知識を応用し、初歩的な英会話も身につける。
授業の進め方・方法:
1. 予習(単語・熟語の意味調べ、本文の通読など)は授業前に済ませておく。
2. リーディングスキル(読解方略)に基づいた英文の読み方、初歩的な英会話力を養成する。
3. 様々なタスクに取り組むことで学習内容を定着させる。
4. 進度の関係上、教科書の課によっては課題とすることもある。
5.TOEIC Bridge、全校一斉英単語テスト(「理工系学生のための必修英単語2600(COCET2600)」)などの成績は英語科内規に準じて評価の対象とする。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方、予習復習の仕方、テスト、参考書、シラバスなどについての説明 英文法、英語音声、リスニング、リーディングのコツについて概略を学ぶ。
2週 Lesson 1 The History of Ekiben 歴史に関する説明文を読み、言い換え表現について理解する。
3週 Lesson 2 Three Tips for Maintaining a Conversation コミュニケーションに関する説明文を読み、追加・列挙について理解する。
4週 Lesson 3 Do You Judge People by Their Blood Types? 心理に関する説明文を読み、例示の表現について理解する。
5週 Lesson 4 My Opinion of Zoos 討論に関する会話文を通じて、討論でよく使う表現について理解する。
6週 Lesson 5 The 55-Year Race 実話・スポーツに関する説明文を読み、時間的順序の表現について理解する。
7週 Lesson 6 After the Flowers 自然に関する説明文を読み、因果関係の表現について理解する。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
2ndQ
9週 Lesson 7 Online Word-of-Mouth 口コミに関するウェブサイト(レストランの口コミ情報サイト)から,必要な情報を読みとることができる。
10週 Lesson 7 Online Word-of-Mouth
Lesson 8 Kintsugi
口コミに関するウェブサイトから,必要な情報を読みとることができる。
芸術に関する説明文を通じて、対比表現について理解する。
11週 Lesson 8 Kintsugi 芸術に関する説明文を通じて、対比表現について理解する。
12週 Lesson 9 Alfred Nobel: A Person of Peace
歴史秘話・人生に関する説明文を読み、譲歩の表現について理解する。
13週 Lesson 9 Alfred Nobel: A Person of Peace
Lesson 10 Art on Display
歴史秘話・人生に関する説明文を読み、譲歩の表現について理解する。博物館の案内文から,展示内容,営業時間,料金など必要な情報を読み取ることができる。
14週 Lesson 10 Art on Display 博物館の案内文から,展示内容,営業時間,料金など必要な情報を読み取ることができる。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 試験解説 定期試験の内容を理解する。
後期
3rdQ
1週 Lesson 11 Keys to Winning 本番で実力を発揮する方法を,スポーツ心理学や脳科学の観点から紹介した説明文を読み、内容を理解する。
2週 Lesson 11 Keys to Winning 本番で実力を発揮する方法を,スポーツ心理学や脳科学の観点から紹介した説明文を読み、内容を理解する。
3週 Lesson 12 She Sells Seashells by the Seashore レッスンタイトルの早口ことばのモデルとなった,化石を発見した少女についての説明文を読み、内容を理解する。
4週 Lesson 12 She Sells Seashells by the Seashore レッスンタイトルの早口ことばのモデルとなった,化石を発見した少女についての説明文を読み、内容を理解する。
5週 Lesson 13 A New Orchestra and a New Harmony ゴミ捨て場の廃棄物からつくった楽器で演奏する,パラグアイのユニークなオーケストラについての記事を読み、新聞記事が読めるようになる。
6週 Lesson 13 A New Orchestra and a New Harmony ゴミ捨て場の廃棄物からつくった楽器で演奏する,パラグアイのユニークなオーケストラについての記事を読み、新聞記事が読めるようになる。
7週 Lesson 14 Swimwear for Speed 最新技術を駆使した競泳用水着が記録に与える影響に関する説明文を読み、内容を理解する。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
4thQ
9週 Lesson 15 The Immortal Jellyfish 自然に関する説明文(多細胞生物で最初に発見された不死の生き物,ベニクラゲについて)を読み、内容を理解する。
10週 Lesson 15 The Immortal Jellyfish 自然に関する説明文(多細胞生物で最初に発見された不死の生き物,ベニクラゲについて)を読み、内容を理解する。
11週 Lesson 16 Antarctica by Cruise Ship 旅行案内に関するウェブサイト・広告(南極クルージングの広告)から,旅行日程・航路・ツアー内容を読み取ることができる。
12週 Lesson 16 Antarctica by Cruise Ship 旅行案内に関するウェブサイト・広告(南極クルージングの広告)から,旅行日程・航路・ツアー内容を読み取ることができる。
13週 Lesson 17 The Shoe That Grows 教育・健康に関する説明文(靴がなくて学校に行けないケニアの子どもたちのために開発された“成長する”靴)を読み、内容を理解する。
14週 Lesson 17 The Shoe That Grows 教育・健康に関する説明文(靴がなくて学校に行けないケニアの子どもたちのために開発された“成長する”靴)を読み、内容を理解する。
15週 定期試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 試験解説 定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後9,後10,後11,後12,後13
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3後9,後10,後11,後12,後13
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト等演習・レポート発表相互評価合計
総合評価割合7010200000100
基礎的能力7010200000100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000