概要:
皆さんはこれからさまざまな形で社会とかかわっていくことでしょう。その際には、自分自身が歴史のなかに生きているという感覚を持っていることが大切です。
歴史を学ぶことで、現代社会が、そして自分自身の行動や考えが、いかに歴史的な条件に規定されているかを実感してもらえたらと思います。
同時に、過去の人びとが、その人の生きた時代的な条件とどのように向き合い、それと格闘してきたのかを、その経験に寄り添いながら学んでほしいと思います。
そうすることで、自分自身の日々の営みが社会を変え、歴史を作りうるという感覚を持ち、主体的に社会に参画することができると思うからです。
この講義を通して、ぜひそのような感覚を身につけ、現代社会のかかえる条件に気づき、よりよい未来について考える力を養ってほしいと思います。
授業の進め方・方法:
・教科書・図説を毎回準備すること。
・本講義と関連する時事の話題を適宜紹介する。
・グループワークなどを適宜実施する。
注意点:
・ノートには板書されたことだけでなく、それ以外の講義内容を聴き取ってできるだけメモすること。
・必要に応じてプリントを配布するのでなくさないようにすること。
・現代の日本や世界の動きに対して常に関心を持って授業に参加してください。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
歴史を学ぶ意味――なぜ工業高専で歴史を学ぶのか? |
歴史を学ぶことで何ができるようになるか説明することができる。 歴史をどのように学べばよいか理解し、実践できる。
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2週 |
近代化への助走(1) |
欧米諸国が近代化を果たした背景となる出来事について、その概要を説明できる。
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3週 |
近代化への助走(2) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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4週 |
江戸時代の日本と結び付く世界(1) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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5週 |
江戸時代の日本と結び付く世界(2) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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6週 |
欧米諸国における近代化(1) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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7週 |
欧米諸国における近代化(2) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
近代化の進展と国民国家形成(1) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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10週 |
近代化の進展と国民国家形成(2) |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
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11週 |
アジア諸国の動揺と日本の開国(1) |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
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12週 |
アジア諸国の動揺と日本の開国(2) |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
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13週 |
アジア諸国の動揺と日本の開国(3) |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
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14週 |
近代化が進む日本と東アジア(1) |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
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15週 |
近代化が進む日本と東アジア(2) |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
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16週 |
定期試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 前7,前9,前10,前11 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14,前15 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 前11 |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | 前11 |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | 前9 |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | 前9 |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 前4 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | 前1 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | 前1 |