情報処理Ⅲ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報処理Ⅲ
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 松久保 潤,富永 歩,武市 義弘

到達目標

1. 必要に応じて適切な変数を定義し利用できる。A①, E②
2. 条件判断や繰り返し処理を用いて柔軟な処理を実現できる。A①, E②
3. 多次元配列を用いて効果的にデータを処理できる。A①, E②
4. 構造体を定義できる。A①, E②
5. 関数を定義できる。
6. アドレスの概念を理解し、ポインタを用いたプログラムを理解することができる。
7. キーボード・ディスプレイ、ファイルへの入力や出力処理が実現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
論理的で順序立った思考問題や課題を細分化し、順序立てて論理的に考えることができる。問題や課題を細分化し、順序立てて考えることができる。問題や課題を細分化し、順序立てて考えることができない。
プログラムの読解プログラムを読み解き、処理の概要や手順を具体的に説明できる。プログラムを読み解き、処理の概要を説明できる。プログラムを読み解き、処理の概要な手順を説明できない。
C言語の命令や処理C言語の命令や処理は理解し、概要説明や自由にプログラムを作成できる。C言語の命令や処理は理解し、概要説明や指示されたプログラムを作成できる。C言語の命令や処理は理解しているが、概要説明やそれらを用いたプログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報処理Iで習得したプログラミングの考え方を元に、変数、条件判断処理、繰り返し処理、関数、ポインタなどの概念を学び、より高次のプログラミングを学ぶ時の基礎力を養う。
授業の進め方・方法:
適宜講義を行い、演習を中心に進める。
注意点:
情報処理 II の内容を理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 関数(1) 関数の仕組みを理解し、概要の説明ができる。
2週 関数(2) 関数を用いるプログラムを作成できる。
3週 配列(2) 配列の仕組みを理解できる。
4週 配列(3) 配列を用いるプログラムを作成できる。
5週 スコープおよび標準ライブラリ関数 関数の引数の有効範囲および標準ライブラリ関数の使い方を理解できる。
6週 総合演習(4) 演習によって、ここまでの授業内容の理解を深める。
7週 総合演習(5) 演習によって、ここまでの授業内容の理解を深める。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却および解説、文字列(1) 文字列の扱い方を理解し、概要の説明ができる。
10週 文字列(2) 文字列を操作する基本的なプログラムが作成できる。
11週 演習によって、ここまでの授業内容の理解を深める。
12週 ポインタ(1) ポインタを理解し、概要の説明ができる。
13週 ポインタ(2)総合演習(6) ポインタと変数の関係理解し、概要の説明ができる。
14週 総合演習(7) 演習によって、ここまでの授業内容の理解を深める。
15週 期末試験
16週 答案返却および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3
定数と変数を説明できる。3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3
条件判断プログラムを作成できる。3
繰り返し処理プログラムを作成できる。3
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3
情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。3
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。3
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。2
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。1
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。1

評価割合

試験演習課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30700000100
基礎的能力0000000
専門的能力30700000100
分野横断的能力0000000