基礎製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎製図Ⅲ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 独自に作成した資料を適時配布
担当教員 山本 洋司,吉武 靖生

到達目標

・製図の規格を理解できる。
・図形を正しく書くことができ、寸法を記入することができる。
・公差と表面性状を説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1簡単な部品図の製図ができ、寸法も見やすく記入することができる。図面例を見ながら、写図ができる。図面例を見ても、写図ができない。
評価項目2機械要素について説明でき、製図することができる。機械要素の製図ができる。機械要素について理解しておらず、製図もできない。
評価項目3寸法公差やはめあいを理解し、計算ができる。寸法公差やはめあいの計算ができる寸法公差やはめあいを理解しておらず、計算もできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本産業規格(JIS)に定める「機械製図」の規格を理解・把握し、誤りなく図面を読み、作図を行うための知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
JIS規格に基づいた製図の各規則、および基本となる約束事項の習得を目指す。各項目の説明の後、演習を主体とした授業を行う。
受講にあたって基礎製図Ⅰ及びⅡの内容をよく復習しておくこと。
注意点:
履修上、最低限の製図用具は必要となる。
演習、課題を必ず期限内にすべて提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・寸法公差 ・寸法公差について説明できる。
・寸法交差に関する計算ができる。
2週 ・寸法公差 ・寸法公差を含んだ製図ができる。
3週 ・はめあい ・はめあいについて説明できる。
・はめあいに関する計算ができる。
4週 ・はめあい ・はめあいを含んだ製図ができる。
5週 ・表面性状 ・表面性状について説明でき、製図ができる。
6週 ・その他の製図 ・電気、化学等、機械以外の製図について説明できる。
7週 ・1~6週までの復習 ・1〜6週までの内容を理解し、製図できるようになる。
8週 ・中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 ・試験内容についての解説
・部品図の写図
・中間試験の内容を理解する。
・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
10週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
11週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
12週 ・部品図の写図 ・簡単な製品に使われている部品を写図し、製図のルールを定着させる。
13週 ・組立図について ・組立図の役割と製図方法を理解する。
14週 ・1年間の復習 ・基礎製図IIで学習した内容を復習し、理解の定着を図る。
15週 ・演習作業日 ・演習課題を仕上げる
16週 ・定期試験内容についての解説 ・定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後9
部品のスケッチ図を書くことができる。2後9,後10,後11,後12,後13
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2

評価割合

試験課題合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000