工作実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工作実習Ⅰ
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 適時配布
担当教員 入江 司,浅尾 晃通

到達目標

作業安全が確認できる。
道具類の使用意味と使用方法が理解できる。
段取りの重要性、作業工程の意味が理解できる。
「ものづくり」の大切さ、難しさ、楽しさが理解できる。
実習した内容について、報告書を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
安全について災害防止と安全確保のためにすべきことがわかる災害防止と安全確保のためにすべきことがわかる指示通りに災害防止と安全確保のためにすべきことがわからない
工作機械の操作について各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができる指示通りに各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができる指示通りに各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができない
報告書の作成について分かりやすいレポート作成や高精度な成果物製作ができる指示通りにレポート作成や成果物製作ができる指示通りにレポート作成や成果物作製ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
学習・教育到達度目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
学習・教育到達度目標 C③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学基礎知識をもとにその内容を考察することができる。
学習・教育到達度目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
JABEE SC② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
JABEE SC③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学知識をもとに分析し、結論を導き出せる。
JABEE SC④ 実験や実習について、方法・結果・考察を的確にまとめ、報告できる。

教育方法等

概要:
安全を大前提にして、実習用道具類の仕組み、役割を把握し、適時・適切な使用方法を体得する。加えて、作業の順番、作業後の道具の手入れ、後片付けの大切さを理解する。「ものづくり」の大切さ、難しさ、楽しさを実習作業を通して体験し、機械系技術者としての素養を育成し、かつ機械設計における創造性も涵養する。
授業の進め方・方法:
クラスを6班(6~7人/1班)に分け、各種実習開始前に実習用服装(帽子・服装・靴)、安全確認、実習内容説明後に実習作業を始める。全員が緊張を持続したまま参加し、設計図通りの製品の作製を行う。所定期日までに、実習内容、考察、感想等をノートに記して提出する。
この「工作実習Ⅰ」は後期に開講される「工作実習Ⅱ」と合わせて6つのテーマの実習☓4週で行われる。よって、「工作実習Ⅰ」は6テーマ中3テーマをローテーション形式で受講する。
注意点:
安全最優先に取り組むこと。
予習復習を行う。
レ課題の提出期限を厳守する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス及び安全講習
1年間の実習の流れ・班分け
シラバスを利用し、半年間の実習概要を理解する
2週 旋盤の実習(1)
旋盤の基本操作
旋盤の基本操作ができる
工具の種類、切削条件を理解する
3週 旋盤の実習(2)
外周加工
外周加工ができる
4週 旋盤の実習(3)
端面加工
端面加工ができる
5週 旋盤の実習(4)
ねじ切り加工
ねじ切り加工ができる
ネジの形状寸法やネジ切り工具の種類を説明できる
6週 フライス盤の実習(1)
直方体加工
直方体加工ができる
7週 フライス盤の実習(2)
溝加工
溝加工ができる
8週 工場見学 工場見学に実施
企業の技術的な特徴を報告書にする
2ndQ
9週 フライス盤の実習(3)
凸部はめあい加工
凸部はめあい加工ができる
10週 フライス盤の実習(4)
凹部はめあい加工
凹部はめあい加工ができる
11週 製図(1)
部品のスケッチ
部品のスケッチができる
12週 製図(2)
スケッチから製作図作成
スケッチから製作図作成ができる
13週 製図(3)
手巻きウインチの部品図
手巻きウインチの部品図ができる
14週 製図(4)
手巻きウインチの組立図
手巻きウインチの組立図ができる
15週 半年間のまとめ 半年間のまとめを行い、理解ができていない場合は再度実習を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験報告書相互評価態度(危険行為など)ポートフォリオその他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力0000000
専門的能力08002000100
分野横断的能力0000000