機械製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械製図Ⅰ
科目番号 0091 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「初心者のための機械製図」植松育三、高谷芳明、松村恵理子(森北出版)
担当教員 山本 洋司

到達目標

1.JIS製図規格に則った機械製図ができる。
2.組立図から部品図の製図ができる。
3.部品を測定し、フリーハンドスケッチし、製図ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1JIS製図規格を理解し、機械製図ができる。JIS製図規格に則った機械製図ができる。JIS製図規格に則った機械製図ができない。
評価項目2組立図が理解でき、組立図から部品図の製図ができる。組立図から部品図の製図ができる。組立図から部品図の製図ができない。
評価項目3部品を測定し、フリーハンドスケッチができ、製図ができる。部品を測定し、フリーハンドスケッチができる。フリーハンドスケッチができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。

教育方法等

概要:
1、2年生の基礎製図の項目に加え、新たな製図方法を学ぶ。
組立図を理解し、部品図が描けるようにする。
実際の機械部品を測定し、フリーハンドスケッチし、部品図が描けるようにする。
授業の進め方・方法:
授業前半はテキストを用いて座学を行い、後半はその項目に関連した演習(製図)を行う。
演習は次の週までに完了させる。
機械創造システムコースとしての製図の授業なので、演習は細部までチェックする。
注意点:
1、2年生の基礎製図の内容を理解しておくこと。
課題は提出期限内に必ず提出すること。
他者に見せることを意識した製図を心がけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基礎製図の復習1
JIS規格に則った投影法により製図できる。
2週 基礎製図の復習2 寸法の記入方法やサイズ公差について理解し、図面に記入できる。
3週 幾何公差 幾何公差について理解し、図面に記入できる。
4週 材料記号 材料記号について理解し、図面に記入できる。
5週 機械要素の製図 機械要素関する図示法を理解し、製図できる。
6週 配管に関する製図 配管に関する図示法を理解し、製図できる。
7週 溶接 溶接記号について理解し、図面に記入できる。
8週 中間試験 1〜7週目までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 組立図 組立図を理解し、製図できる。
10週 組立図からの部品図の製図1 組立図からスペーサ等の簡単な部品図が描ける。
11週 組立図からの部品図の製図2 組立図から軸等の部品図が描ける。
12週 組立図からの部品図の製図3 組立図から歯車等の部品図が描ける。
13週 フリーハンドスケッチ 部品を測定できる。
14週 フリーハンドスケッチ 部品のフリーハンドスケッチができる。
15週 フリーハンドスケッチ フリーハンドスケッチから部品図が描ける。
16週 定期試験 これまでの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1
製図用具を正しく使うことができる。4前1
線の種類と用途を説明できる。4前1
物体の投影図を正確にかくことができる。4前1
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前11
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3前2
部品のスケッチ図を書くことができる。3前14
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前5
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。3前12

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000