到達目標
・地図を用いるための基礎的な知識を得る。
・目的に応じた地図を選択・作成することができる。
・地図や統計など各種資料を比較検討することで、地域の特徴とその変容を自分の言葉で説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地図を用いるための基礎的な知識を説明できる。 | 地図を用いるための基礎的な知識を得る。 | 地図を用いるための基礎的な知識を得られない。 |
評価項目2 | 目的に応じた地図を選択・作成することができる。 | 目的に応じた地図を作成することができる。 | 目的に応じた地図を選択・作成することができない。 |
評価項目3 | 地図や統計など各種資料を比較検討することで、地域の特徴とその変容を自分の言葉で説明することができる。 | 地図や統計など各種資料を比較検討することで、地域の特徴とその変容を説明することができる。 | 地図や統計など各種資料を比較検討することで、地域の特徴とその変容を自分の言葉で説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地図とは、地球表面の一部または全部の状況を、縮小・記号化し、平面上に表現したものである。地図は、距離、角度、方位、面積が正しいことを条件とするが、いずれも正確なものは地球儀のみである。そのため地図は、目的に応じて何らかの歪みを許容しつつ、作成され、作成者の意図や世界観が大いに反映されている。
日本では、明治期以降、陸軍参謀本部陸地測量部や国土交通省国土地理院によって、全国でさまざまな縮尺の地図が整備・修正されてきた。そのため、地図を時代ごとに比較すると、土地の変化、土地利用の状況、街並みの変化などを多くの情報を読み取ることができる。
この授業は、こうした地図を用いるための基礎的な知識の獲得と技術の習得を目指すものである。
授業の進め方・方法:
◯中間試験までの前半
・地図を用いるための基礎的な知識・技術を習得し、オリジナルの地図を作成することを目指す。
・基本的にスライドを用いて授業を進めるが、適宜プリントや資料を配布する。
・各回に、授業内容の理解度を確認するための課題を課す。
◯中間試験以降の後半
・任意の調査地域・テーマを設定し、地図をはじめとした資料を用いて、グループに分かれて考察し、発表、レポート作成を行う。
注意点:
・講義中の質問や活発な議論は歓迎する。
・周りの人間に迷惑のかかる行為(私語など)は慎むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地図の歴史 |
古い地図を比較することで、先人の世界の捉え方を理解し、地図の変容とその背景について説明することができる。
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2週 |
地図の表現 |
統計地図の種類とその違いについて理解し、目的に応じて使い分けることができる。
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3週 |
計測・立体視 |
自分の身体や道具を使って、長さの計測や立体視をすることができる。
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4週 |
地図を読む |
地形図のルールを復習し、適切に地図の情報を読み取ることができる。
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5週 |
旧版地形図 |
身近な地域の旧版地形図を手に入れ、異なる年代のものを比較して土地利用の変化を考察することができる。
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6週 |
土地利用図 |
具体的な例を基に、地理情報システムの仕組みやその技術を説明することができる。
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7週 |
webGIS |
地理情報システムの仕組みやその技術を理解し、オリジナルの地図を作ることできる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
テーマ設定 |
グループ内で話し合い、テーマを設定することができる。
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10週 |
グループ討議(1) |
グループ内で情報共有し、考察することができる。
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11週 |
グループ討議(2) |
グループ内で討論し、考察することができる。
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12週 |
グループ討議(3) |
グループ内で討論し、発表資料を作成することができる。
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13週 |
発表(1) |
グループ内での討議内容を発表することができる。
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14週 |
発表(2) |
グループ内での討議内容を発表することができる。
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15週 |
レポート作成 |
レポートを作成することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前7 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前7 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 演習・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 60 | 100 |