比較言語学特論(前期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 比較言語学特論(前期)
科目番号 0102 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布(参考書は授業内で示す)
担当教員 豊田 圭子

到達目標

1、日本語(共通語・方言・古語)・外国語について積極的に関心を持つことができる。
2、必要な情報を収集・整理し、的確に文章にまとめることができる。
3、相手の意見を理解・要約し、建設的かつ論理的に自らの考えを構築できる。
4、社会で使用される言葉を広く習得し、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語(共通語・方言・古語)・外国語について積極的に関心を持ち、読書習慣を持つ。日本語(共通語・方言・古語)・外国語について関心を持つことができる。日本語(共通語・方言・古語)・外国語について関心を持つことができない。
評価項目2必要な情報を収集・整理し、的確に文章にまとめ、要点を押さえた資料作成ができる。必要な情報を収集・整理し、的確に文章にまとめることができる。必要な情報を収集・整理ができず、文章にまとめることができない。
評価項目3相手の意見を理解・要約し、建設的かつ論理的に自らの考えを構築できる。相手の意見を理解・要約し、それに対する自らの考えを構築できる。相手の意見を理解ができず、それに対する自らの考えを構築できない。
評価項目4社会で使用される言葉を広く習得し、それらを実践する社会的コミュニケーションの場で相手と意思疎通ができる。社会で使用される言葉を習得し、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。社会で使用される言葉を習得できず、それらを適切に用いることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実践的技術者に必要な言語コミュニケーション能力の向上を図ることを目的とする。「興味を持つ」「疑問を持つ」「問題意識を持つ」の3点を常に心がける姿勢を養う。授業では、共通語と方言・古語・諸外国語との比較・対照を通して母語を学び、関心を高める。また、資料を調査し、文章でまとめ、口頭発表を行うなどして、文章表現能力・プレゼンテーション能力を養う。
授業の進め方・方法:
日本語に関するテキスト、論文などを読み、日本語研究のこと、方言のこと、古語のこと、外国語との対照などについて考えていく。
授業後には、毎回リアクションペーパー(発表の際は発表者への質問用紙)の提出を行う。
受講者は全員テキストを読み、学習内容・発表内容について意見・感想を述べる。
注意点:
配布するプリント類を整理すること。文献調査を丁寧にすること。他の人の発表に積極的に関わり意見交換を行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
発表順決め
授業の概要を知る。文献の調べ方、引用の仕方、参考文献の書き方等を理解する。
2週 共通語と方言(1) 方言研究のあり方を知り、自分たちが使用する方言についていくつかの語例を用い、共通語との違いを説明できる。
3週 共通語と方言(2) 方言研究のあり方を知り、自分たちが使用する方言についていくつかの語例を用い、共通語との違いを説明できる。
4週 日本語と外国語(1) 日本語と外国語(英語・中国語など)とで、指し示す内容が異なる場合があることなど、語例を用いて説明できる。
5週 日本語と外国語(2) 日本語と外国語(英語・中国語など)とで、言い回し等の表現における共通点・相違点等を説明できる。
6週 現代語と古語(1) 古語において現代語と同じ言葉でも異なる意味を持つものがあることをいくつかの語例を用いて説明できる。
7週 現代語と古語(2) 語例をあげ、古語から現代語にどのように変わってきたか(史的変遷)の説明ができる。
8週 中間試験 1~8週の学習内容を網羅した試験を実施し、知識の定着を図る。
2ndQ
9週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
10週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
11週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
12週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
13週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
14週 演習・発表・質疑応答 調査して得られた結論を発表する。聞き手を意識した発表ができる。
聞き手は建設的な意見を口頭・質問用紙で述べることができる。
15週 まとめ 発表を踏まえたレポート(2000~3000字程度)を書くことができる。
論旨を明確にし、相手に伝わる文章を書くことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力40600000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000