到達目標
作業安全が確認できる。
道具類の使用意味と使用方法が理解できる。
段取りの重要性、作業工程の意味が理解できる。
「ものづくり」の大切さ、難しさ、楽しさが理解できる。
実習した内容について、報告書を作成できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
安全について | 災害防止と安全確保のためにすべきことがわかる | 災害防止と安全確保のためにすべきことがわかる | 指示通りに災害防止と安全確保のためにすべきことがわからない |
工作機械の操作について | 各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができる | 指示通りに各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができる | 指示通りに各種工作機械の操作方法や加工方法の設定ができない |
報告書の作成について | 分かりやすいレポート作成や高精度な成果物製作ができる | 指示通りにレポート作成や成果物製作ができる | 指示通りにレポート作成や成果物作製ができない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
学習・教育到達度目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
学習・教育到達度目標 C③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学基礎知識をもとにその内容を考察することができる。
学習・教育到達度目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
JABEE SC② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
JABEE SC③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学知識をもとに分析し、結論を導き出せる。
JABEE SC④ 実験や実習について、方法・結果・考察を的確にまとめ、報告できる。
教育方法等
概要:
安全を大前提にして、実習用道具類の仕組み、役割を把握し、適時・適切な使用方法を体得する。加えて、作業の順番、作業後の道具の手入れ、後片付けの大切さを理解する。「ものづくり」の大切さ、難しさ、楽しさを実習作業を通して体験し、機械系技術者としての素養を育成し、かつ機械設計における創造性も涵養する。
授業の進め方・方法:
クラスを6班(6~7人/1班)に分け、各種実習開始前に実習用服装(帽子・服装・靴)、安全確認、実習内容説明後に実習作業を始める。全員が緊張を持続したまま参加し、設計図通りの製品の作製を行う。所定期日までに、実習内容、考察、感想等をノートに記して提出する。
この「工作実習Ⅰ」は後期に開講される「工作実習Ⅱ」と合わせて6つのテーマの実習☓4週で行われる。よって、「工作実習Ⅰ」は6テーマ中3テーマをローテーション形式で受講する。
注意点:
安全最優先に取り組むこと。
予習復習を行う。
レ課題の提出期限を厳守する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス及び安全講習 半年間の実習の流れ・班分け |
シラバスを利用し、半年間の実習概要を理解する
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2週 |
旋盤の実習(1) 旋盤の基本操作 |
旋盤の基本操作ができる 工具の種類、切削条件を理解する
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3週 |
旋盤の実習(2) 外周加工 |
外周加工ができる
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4週 |
旋盤の実習(3) 端面加工 |
端面加工ができる
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5週 |
旋盤の実習(4) ねじ切り加工 |
ねじ切り加工ができる ネジの形状寸法やネジ切り工具の種類を説明できる
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6週 |
フライス盤の実習(1) 直方体加工 |
直方体加工ができる
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7週 |
フライス盤の実習(2) 溝加工 |
溝加工ができる
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8週 |
工場見学 |
工場見学を実施 企業の技術的な特徴を報告書にする事ができる
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2ndQ |
9週 |
フライス盤の実習(3) 凸部はめあい加工 |
凸部はめあい加工ができる
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10週 |
フライス盤の実習(4) 凹部はめあい加工 |
凹部はめあい加工ができる
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11週 |
電気回路(1) 電圧と電流の関係(交流と直流) |
電圧と電流の関係が理解できる 交流と直流の関係が理解できる
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12週 |
電気回路(2) 抵抗の取り扱い |
抵抗とモータの関係が理解できる
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13週 |
電解回路(3) 200Vの取り扱い |
200Vの取り扱いが理解できる
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14週 |
電気回路(4) スイッチ回路 |
スイッチ回路が理解できる
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15週 |
工場見学 |
工場見学を実施 企業の技術的な特徴を報告書にする
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16週 |
定期試験なし |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野(実験・実習能力) | 機械系分野(実験・実習能力) | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 2 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 報告書 | 相互評価 | 態度(危険行為など) | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 80 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 80 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |