創造デザイン演習AⅡ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 創造デザイン演習AⅡ
科目番号 0134 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 配布プリント他
担当教員 鎌田 慶宣,内田 武,小清水 孝夫,種 健

到達目標

1.自分の考えをミーティングやプレゼンテーションで他者に伝えることができる。
2.アイデアを具現化するための構造や機構を構想し、3次元CADを使って設計することができる。
3.プロジェクトを計画的に遂行し、進捗および実施結果を報告することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の考えをミーティングやプレゼンテーションで他者に分かり易く伝えることができる。自分の考えをミーティングやプレゼンテーションで他者に伝えることができる。自分の考えをミーティングやプレゼンテーションで他者に伝えることができない。
評価項目2アイデアを具現化するための構造や機構を構想し、3次元CADを使って詳細設計することができる。アイデアを具現化するための構造や機構を構想し、3次元CADを使って基本設計することができる。アイデアを具現化するための構造や機構を構想し、3次元CADを使って設計することができない。
評価項目3プロジェクトを率先して遂行し、進捗および実施結果を詳細に報告することができる。プロジェクトを遂行し、進捗および実施結果を報告することができる。プロジェクトを計画的に遂行し、進捗および実施結果を報告することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
学習・教育到達度目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。
学習・教育到達度目標 D① 専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を統合し、活用できる。
学習・教育到達度目標 D② 工学知識や技術を用いて、課題解決のための調査や実験を計画し、遂行できる。
学習・教育到達度目標 D③ 工学知識や技術を用いて、課題解決のための結果の整理・分析・考察・報告ができる。
学習・教育到達度目標 G① 健やかな心身を持ち、社会性、協調性を身に付ける。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
JABEE SC④ 実験や実習について、方法・結果・考察を的確にまとめ、報告できる。
JABEE SD① 専攻分野における専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を総合し、応用できる。
JABEE SD③ 要求された課題に対して幅広い視野で問題点を把握し、その解決方法を提案できる。
JABEE SD④ 工学知識や技術を統合し、課題解決のための調査や実験を自発的に計画し、遂行できる。
JABEE SD⑤ 工学知識や技術を統合し、課題解決のための結果の整理・分析・考察・報告ができる。
JABEE SG① メンバーとして、自己のなすべき行動を判断し実行できる。
JABEE SG② リーダーとして、他者の取るべき行動を判断し、適切に行動させるように働きかけることができる。

教育方法等

概要:
新しい機械(装置)をつくりだすためには、要求される性能や機械の目的(機能)を明確にし、それらを実現するために、学んだことを応用したり、機能や構造を考案する創造性が要求される。さらに、機械工学の基礎知識を生かして、アイデアを具現化することが必要である。本授業では、与えられた課題を基に、グループごとにアイデアの創出からCADを用いた製作図の作成までを行う。
 この科目は、企業で自動車の開発を担当していた教員(鎌田教員)が、企業実務での経験を活かして、アイデア発想、企画構想の段階から実際に物を製作できる詳細設計の段階までの設計手法について、演習・講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
班でアイデアを創出し、基本設計を行い、3次元CADで図面化する。プレゼンテーションと報告書を作成する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス、「設計」とは?
ロボットの企画・構想(1)
「(創造)設計」演習、役割の決定
プロジェクトの説明、ロボット企画開始
2週 ロボットの企画・構想(2)
駆動/機構/構造ユニットの企画構想
3週 ロボットの企画・構想(3)
ロボット全体の企画構想
4週 企画発表
企画発表用PPT資料作成
5週 駆動ユニットCAD(1) 駆動ユニットと部品の製作図を描くことができる。
6週 駆動ユニットCAD(2) 駆動ユニットと部品の製作図を描くことができる。
7週 駆動ユニットCAD(3) 駆動ユニットと部品の製作図を描くことができる。
8週 駆動ユニットCAD(4) 駆動ユニットと部品の製作図を完成させる。
4thQ
9週 機構/構造ユニットCAD(1)
機構/構造ユニットと部品の製作図を描くことができる。
10週 機構/構造ユニットCAD(2)
機構/構造ユニットと部品の製作図を描くことができる。
11週 機構/構造ユニットCAD(3)
機構/構造ユニットと部品の製作図を描くことができる。
12週 機構/構造ユニットCAD(4)
機構/構造ユニットと部品の製作図を描くことができる。
13週 機構/構造ユニットCAD(5)
機構/構造ユニットと部品の製作図を描くことができる。
14週 ロボット全体CAD(1) ロボット全体の製作図を描くことができる。
15週 ロボット全体CAD(2) ロボット全体の製作図を完成させる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4

評価割合

報告書発表図面合計
総合評価割合302050100
基礎的能力0000
専門的能力302050100
分野横断的能力0000