物質化学工学概論（前期）

科目基礎情報

学校	北九州工業高等専門学校	開講年度	令和04年度 (2022年度)
授業科目	物質化学工学概論（前期）
科目番号	0157	科目区分	専門 / 選択
授業形態		単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	生産デザイン工学科（機械創造システムコース）	対象学年	5
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	【教科書】 新藤城敏幸：「新編生活科学（第2版）」東京教学社【参考書】 渡辺征夫 ら 共著：「環境科学」実教出版
担当教員	小畑 賢次

到達目標

（１）環境の定義と用語、人間活動と環境問題が正確に説明できる。
（２）食・衣・住と化学の関連性について説明できる。
（３）地球規模の解決すべき課題（環境問題、食料問題、エネルギー問題）について説明できる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	環境の定義と用語だけでなく、人間活動と環境問題について正確に説明できる。	環境の定義と用語について説明できる。	環境の定義と用語について、理解が不十分である。
評価項目2	食・衣・住と化学との関連性について正確に説明できる。	食、衣、住の一部と化学との関連性について説明できる。	食・衣・住と化学の関連性について理解が不十分である。
評価項目3	地球規模の解決すべき課題（環境問題、食料問題、エネルギー問題）について正確に説明できる。	地球規模の解決すべき課題（環境問題、食料問題、エネルギー問題）の一部について説明できる。	地球規模の解決すべき課題（環境問題、食料問題、エネルギー問題）について理解が不十分である。

教育方法等

概要:

われわれの生活は、科学技術の発展によってその大きな恩恵を受けている。その半面、資源とエネルギーの膨大な消費は地球規模での環境変化と破壊をもたらしている。前半は、身近な衣食住に関わる化学を中心に講義を行う。後半は、環境問題、食糧問題、エネルギー問題を取り上げ、国際的に取り組んでいる課題について講義する。。

授業の進め方・方法:

授業では、衣食住に関わる化学だけでなく、環境についての基礎事項と過去の公害、国内外および地球規模の環境問題とその解決策とその取り組みを講義する。

注意点:

各週の授業内容に関する課題を課し、提出してもらう。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	人間活動と環境	・人間活動と環境について理解している。
		2週	身の回りの環境問題、公害の歴史	・過去の公害の歴史について説明できる。
		3週	食事と生活	・食と化学との関係性について理解している。
		4週	衣服と生活	・衣と化学との関係性について理解している。
		5週	住まいと生活	・住まいと化学との関係性について説明できる。
		6週	水と生活	・水と化学との関係性について説明できる。
		7週	衣食住と生活	・衣食住と化学との関係性について説明できる。
		8週	中間試験	・1～7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
	2ndQ
		9週	騒音・振動・廃棄物	・公害における騒音・振動と廃棄物に関する問題について説明できる。
		10週	大気汚染	・大気汚染について説明できる。
		11週	地球温暖化	・地球温暖化について説明できる。
		12週	酸性雨と砂漠化	・酸性雨と砂漠化について説明できる。
		13週	人口増加と食料問題	・人口増加と食料問題について説明できる。
		14週	エネルギー資源と生活	・エネルギー資源と生活との関係性について説明できる。
		15週	定期試験	・9～14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
		16週	定期試験内容について解説	・定期試験の内容を理解している。

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	課題	その他	合計
総合評価割合	70	0	0	0	30	0	100
基礎的能力	0	0	0	0	0	0	0
専門的能力	70	0	0	0	30	0	100
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0