知能ロボットシステム概論

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 知能ロボットシステム概論
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 日高 康展

到達目標

1.機械制御について、その適用例、歴史、各種制御方法について理解できる。
2.本コースで扱う各種単位について理解できる。
3.実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械制御の適用例、歴史、各種制御方法について体系的に理解し、それぞれについて詳しく説明できる。機械制御の適用例、歴史、各種制御方法について理解し、それぞれについて説明できる。機械制御の適用例、歴史、各種制御方法について体系的に理解できない。
評価項目2各種単位について深く理解し、適切に使用できる。各種単位について理解し、使用できる。各種単位について理解できない。
評価項目3実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を完全に理解し、実践できる。実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
知能ロボットシステムコースで学習を進めて行く上で必要となる基礎知識の習得を目的とする。主に機械制御についてその適用事例、歴史、各種制御法などを学ぶことで機械制御への理解を深めるほか、単位についての知識やレポートの記述方法についても学習する。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・機械の制御 ・身の回りにあり、制御されることによって世の中で役に立っている機械について理解する。
2週 ・機械制御の歴史1 ・紀元前~産業革命までの制御の歴史について、代表的な機械を実例として理解する。
3週 ・機械制御の歴史2 ・19世紀~20世紀半ばまでの制御の歴史について、代表的な機械を実例として理解する。
4週 ・シーケンス制御 ・シーケンス制御の原理、実用例について理解する。
5週 ・フィードバック制御 ・フィードバック制御の原理について理解する。
6週 ・PID制御 ・フィードバック制御の基本としてPID制御について理解する。
7週 ・そのほかの制御 ・プロセス制御、ファジイ制御、インバータ制御などの概要を理解する。
8週 ・中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 ・試験内容についての解説
・アナログ制御とデジタル制御
・中間試験の内容を理解する。
・アナログ制御とデジタル制御の違いを理解する。
10週 ・制御に用いられるセンサ技術 ・制御システムを構成する際に用いられる各種センサについて理解する。
11週 ・コンピュータによる機械制御 ・コンピュータを用いて機械システムをどのように制御するか理解する。
12週 ・ロボットの制御 ・世の中で活躍しているロボットにはどのような制御が適用されいるか理解する。
13週 ・単位と標準 ・物事を量的にとらえる基準である単位とその大きさを実現する標準について理解する。
14週 ・レポート作成方法 ・読み手にとって理解しやすいレポートの作成方法について理解する。
15週 ・定期試験 ・9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 ・定期試験内容についての解説 ・定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000