材料力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 材料力学Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「Professional Engineer Library 材料力学」 監修:PEL編集委員会 編著:久池井茂 (実教出版)
担当教員 久池井 茂

到達目標

1.物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを説明できる。B①②, SB①
2.機械構造物の部材に作用する力と部材の変形を説明できる。B①②, SB①
3.機械構造物を合理的かつ安全に設計することを説明できる。B①②, SB①

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを理解し応用できる。物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを説明できる。物体に作用する力、物体の運動、運動と仕事の関係、機械の振動現象などを理解できない。
評価項目2機械構造物の部材に作用する力と部材の変形を理解し応用できる。機械構造物の部材に作用する力と部材の変形を説明できる。機械構造物の部材に作用する力と部材の変形を説明できない。
評価項目3機械構造物を合理的かつ安全に設計することを理解し応用できる。機械構造物を合理的かつ安全に設計することを説明できる。機械構造物を合理的かつ安全に設計することを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械の強度計算を行うために必要な材料力学の基礎的部分について学ぶ。その後の高度な強度計算に必要な知識が得られるように徹底的理解を図り、実務における機械設計の関わりについても修得する。
授業の進め方・方法:
機械や構造物または部材に生じる応力、変形・強さなどの基本的事項について講義を進める。3年次前期で習う力学の知識があると、より迅速に理解できる。
注意点:
三角関数、微分積分、微分方程式などの数学も理解しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 力学の基礎 力とモーメント,荷重の種類,支持方法の種類,力とモーメントのつり合い,内力と応力を説明できる。
2週 応力とひずみ 応力とひずみ,フックの法則と弾性係数,応力ーひずみ線図を説明できる。
3週 引張りと圧縮 複数の荷重を受ける棒の引張りと圧縮,断面の変化する棒の引張り,重力および遠心力による応力と伸びを説明できる。
4週 引張りと圧縮 棒の不静定問題,熱応力を説明できる。
5週 ねじり 丸棒のねじり応力,丸棒のねじり変形を説明できる。
6週 ねじり ねじりの不静定問題,円形断面以外のねじりを説明できる。
7週 せん断力と曲げモーメント はりの種類,片持ちはり,単純支持はり,荷重とせん断力および曲げモーメントの関係を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却,解説
10週 はりの応力 はりの曲げ応力,横断面の図心と断面二次モーメント,平等強さのはりを説明できる。
11週 はりのたわみ はりのたわみ曲線,はりのたわみの微分方程式による解法を説明できる。
12週 はりのたわみ 重ね合わせによる解法を説明できる。
13週 複雑なはりの問題 不静定はりの解法を説明できる。
14週 複雑なはりの問題 連続はり,組合せはりを説明できる。
15週 定期試験
16週 答案返却,解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表課題の取組態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70030000100
基礎的能力0000000
専門的能力70030000100
分野横断的能力0000000