科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 歴史
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『明解 世界史A』(帝国書院、2016年)、『最新世界史図説 タペストリー 十七訂版』(帝国書院、2019年)。
担当教員 大熊 智之

到達目標

1.近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
2.帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
3.第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。
4.19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要をおおむね理解している。近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程についての理解が十分でない。
評価項目2帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要についておおむね理解している。帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向についての理解が十分でない。
評価項目319世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、おおむね理解している。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係についての理解が十分でない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
皆さんはこれからさまざまな形で社会とかかわっていくことになります。その際には、自分自身が歴史のなかに生きているという感覚を持つことが大切です。歴史を学ぶことで、現代社会が、そして自分自身の行動や考えがいかに歴史的な条件に規定されているかを実感してください。同時に、過去の人びとが、その人の生きた時代的な条件とどのように向き合い、それと格闘してきたのか、その経験に寄り添い、学んでほしいと思います。そうすることで、自分自身の日々の営みが社会を変え、歴史を作りうるという感覚を持って、主体的に社会に参画することができると思うからです。
授業の進め方・方法:
・教科書・ノート・図説を毎回準備すること。
・本講義と関連する時事の話題を適宜紹介する。
注意点:
・ノートには板書されたことだけでなく、それ以外の講義内容を聴き取ってできるだけメモすること。
・必要に応じてプリントを配布するのでなくさないようにすること。
・課題の提示など授業にかんする連絡は基本的にblackboardを通して行うので随時確認すること。
・現代の日本や世界の動きに対して常に関心を持って授業に参加されたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
2週 大航海時代と新たな国家の形成(1) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
3週 大航海時代と新たな国家の形成(2) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
4週 大航海時代と新たな国家の形成(3) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
5週 ヨーロッパとアメリカの諸革命(1) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
6週 ヨーロッパとアメリカの諸革命(2) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
7週 ヨーロッパとアメリカの諸革命(3) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 自由主義・ナショナリズムの進展(1) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
10週 自由主義・ナショナリズムの進展(2) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
11週 アジア諸国の動揺(1) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
12週 アジア諸国の動揺(2) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。
13週 東アジアの大変動(1) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
14週 東アジアの大変動(2) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
15週 期末試験
16週 試験解説
後期
3rdQ
1週 現在につながる社会の形成(1) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
2週 現在につながる社会の形成(2) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
3週 現在につながる社会の形成(3) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
4週 第一次世界大戦がもたらしたもの(1) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
5週 第一次世界大戦がもたらしたもの(2) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
6週 ”民族自決”を求めて(1) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
7週 ”民族自決”を求めて(2) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 経済危機から第二次世界大戦へ(1) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
10週 経済危機から第二次世界大戦へ(2) 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
11週 冷たい戦争の時代(1) 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。
12週 冷たい戦争の時代(2) 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。
13週 冷戦終結への道のり(1) 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。
14週 冷戦終結への道のり(2) 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。
15週 定期試験
16週 試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
000