ロボット制御演習

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ロボット制御演習
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 MATLAB/Simulinkによるわかりやすい制御工学
担当教員 古野 誠治

到達目標

MATLAB/Simulinkを用いて制御系の時間応答や周波数特性の描画やシミュレーションが行えるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
MATLAB/Simulinkの操作MATLAB/Simulinkの基本操作を身につけ様々な問題に応用できる。MATLAB/Simulinkの基本操作を身につけている。MATLAB/Simulinkの基本操作を身につけていない。
MATLAB/Simulinkを用いた時間応答MATLAB/Simulinkを用いて様々な制御系の時間応答を解析できる。MATLAB/Simulinkを用いて基本的な制御系の時間応答を解析できる。MATLAB/Simulinkを用いて時間応答の解析ができない。
MATLAB/Simulinkを用いた周波数特性MATLAB/Simulinkを用いて様々な制御系の周波数特性を解析できる。MATLAB/Simulinkを用いて基本的な制御系の周波数特性を解析できる。MATLAB/Simulinkを用いて周波数特性の解析ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
準学士課程の教育目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。

教育方法等

概要:
本講義では、MATLAB/Simulinkを利用して制御系の解析ができる技術の修得を目標にしている。例題や演習問題をMATLAB/Simulinkを用いて解くことで、4年次で学習した制御工学の内容を実践的に理解できるようにする。
授業の進め方・方法:
主に例題と演習をMATLAB/Simulinkを用いて解いていく。
注意点:
4年次の制御工学の内容を理解しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 序論 本講義の目標を理解する。
2週 伝達関数:MATLABを利用した演習1 動的システムの伝達関数を導出できる。MATLABを用いて、伝達関数表現、伝達関数の極と零点を求めることができる。
3週 伝達関数:MATLABを利用した演習2 MATLABを用いて、伝達関数表現、伝達関数の極と零点を求めることができる。垂直駆動アームの伝達関数を導出できる。
4週 過渡応答:MATLABを利用した演習1 MATLABを用いて部分分数分解の係数パラメータを計算し、ラプラス逆変換ができる。
5週 過渡応答:MATLABを利用した演習2 MATLABを用いてインパルス応答、ステップ応答を描画することができる。
6週 過渡応答:MATLABを利用した演習3 MATLABを用いて任意の入力に対する応答を描画することができる。
7週 過渡応答:Simulinkを利用した演習1 Simulinkを用いて時間応答を求めることができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 答案返却
10週 ブロック線図結合:MATLAB/Simulinkを利用した演習 MATLAB/Simulinkを用いてブロック線図の結合ができ、応答を求めることができる。
11週 根軌跡:MATLABを利用した演習 根軌跡法を用いて根軌跡を描くことができる。MATLABを用いて根軌跡を描くことができる。
12週 PID制御:MATLAB/Simulinkを利用した演習 MATLAB/Simulinkを用いて垂直駆動アームのPID制御の時間応答を求めることができる。
13週 周波数応答:MATLABを利用した演習1 MATLABを用いてボード線図およびナイキスト線図を描くことができる。
14週 周波数応答:MATLABを利用した演習2 ナイキストの安定判別法を用いて安定性を判別できる。MATLAB/Simulinkを用いてゲイン余裕と位相余裕を求めることができる。
15週 答案返却
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000