現代文Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代文Ⅰ
科目番号 0095 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ・『ちくま 評論文の読み方』(筑摩書房、2021年)
・西口智也監修『テーマ別 漢字&語彙の徹底攻略2500+』(東京法令出版、2019年)
担当教員 北原 沙友里

到達目標

1、2年次の国語学習を踏まえて、国語の理解能力・思考力・鑑賞力をさらに養い、文章表現力を磨き言語活動の向上を図る。
授業では評論文の学習を通して主題を多角的にとらえる理解力、理論的に問題を考える思考力の向上を図る。
語句・漢字学習を通して社会生活に必要な基本的な表現力・文章力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を読み、構成・展開を踏まえた読解ができる。論理的な文章を読み、構成・展開を理解することができる。論理的な文章を読み、構成・展開を理解することができない。
評価項目2論理的な文章を読み、論旨を理解し簡潔に要約することができる。論理的な文章を読み、論旨を理解し要約することができる。論理的な文章を読み、要約することができない。
評価項目3形式・目的に合わせた文章を理解し、適切かつ的確に作成できる。形式・目的に合わせた文章を理解し、作成できる。形式・目的に合わせた文章が作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国語の理解能力・思考力・鑑賞力を養い、文章表現力を磨き言語活動の向上を図る。
授業では評論文を主に扱い、文章の構成や展開をとらえる理解力、理論的に問題を考える思考力の向上を図る。
語句・漢字学習を通して社会生活に必要な基本的な表現力・文章力を身につける。
授業の進め方・方法:
次回学習する単元については、語句の読みや意味を調べ把握しておくこと。
また、疑問点や自らの意見を整理しておくこと。授業は応答を中心に進めるため、問いに対して主体的に応答すること。
授業中に参考図書などを紹介するので、それをもとに自らの問題意識・関心を広げることがのぞまれる。
注意点:
語彙力を養うため、授業では漢字や語彙の小テストを行う。
講義中にグループワークやペアワークなどを行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本授業の目的を理解し、今後の授業の進め方を把握する。
2週 〈書き言葉〉と〈話し言葉〉① 「書き言葉」と「話し言葉」の区別ができる。
3週 〈書き言葉〉と〈話し言葉〉② 「書き言葉」で書かれた文章から情報を正確に読み取ることができる。
4週 文章を構造的によむ①:「ちゃぶ台か、テーブルか」 論理的な文章の基本の型を理解する。
5週 文章を構造的によむ②:「雑草の戦略」 論理的な文章の基本の型を用いて文章の読解ができる。
6週 文章を構造的によむ③:「建築はあやしい」 具体的表現と抽象的表現の関係性が理解できる。
7週 文章を構造的によむ④:「「ふと」と「思わず」」 具体的表現と抽象的表現の関係を踏まえて文章の読解ができる。
8週 前半のまとめ 前半の復習をすることでさらなる理解の定着化をはかる。
2ndQ
9週 文章の要約① 文章要約の意義を理解できる。
10週 文章の要約② 要約の基本を理解できる。
11週 文章の要約③ 論理的な文章を要約できる。
12週 演習① 論理的な文章を構造的に読解できる。
13週 演習② 論理的な文章を構造的に読解し、要約が行える。
14週 演習③ 論理的な文章を構造的に読解し、要約が行える。
15週 まとめ 前期の授業を振り返り、構造的な読解手法のさらなる理解の定着化をはかる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

小テスト・相互評価演習・レポート合計
総合評価割合30700000100
基礎的能力30700000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000