比較思想学特論(前期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 比較思想学特論(前期)
科目番号 0099 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プリントを配布する。参考書:授業で随時紹介する。
担当教員 木本 拓哉

到達目標

・芸術思想を理解し、芸術作品を鑑賞および解釈することができる。
・基礎的な知識を踏まえて、自論を展開することができる。
・適切な日本語表現で自らの考えを他者に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門的な知識を踏まえて、芸術思想について理解できている。基礎的な知識を踏まえて、芸術思想について理解できている。芸術思想について理解できていない。
評価項目2芸術思想を理解した上で、前近代の芸術と現代の芸術、日本の芸術と外国の芸術とを比較し影響関係について考察できる。芸術思想を理解した上で、前近代の芸術と現代の芸術、日本の芸術と外国の芸術との影響関係を考察できない。芸術思想を理解した上で、前近代の芸術と現代の芸術とを比較できない。
評価項目3前近代の芸術と現代の芸術、日本の芸術と外国の芸術との比較をした上で、それについて専門的な知識を駆使して論述することができる。前近代の芸術と現代の芸術、日本の芸術と外国の芸術との比較を論述することができない。前近代の芸術と現代の芸術、日本の芸術と外国の芸術とを比較することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・1stQでは「信仰から芸術へ」「国宝」をキーワードとして、近代美術史についての講義をおこない、芸術思想の変遷について理解する。また各種の国宝を取り上げ、鑑賞の仕方や、作品の持つ背景について講義する。
・2ndQでは「国宝」についての議論を行う。自身の考えを整理しながら他者の意見を傾聴し、最後に自論の形成を図る。
授業の進め方・方法:
・講義では毎回テーマに沿った資料を配布し、それを参考にしながら進める。
・講義では資料の解説のほか補足説明もするので、各自で講義内容をノートに記録すること。
注意点:
・講義中に参考文献を適宜紹介するので、できるだけ多くの文献を読むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション:「思想・芸術思想」とは何か 本講義の概要を理解する。
2週 近代美術史と国宝 近代美術史の流れと国宝の概念ついて説明できる。
3週 唐絵と「檜図屏風」 唐絵について説明できる。檜図屏風を図像学的視点から説明できる。
4週 「檜図屏風」の検討①ー学術論文の講読ー 「檜図屏風」についての論文を読み、内容を理解する。
論文を探すことできる。論文の構成を理解し、書くことできる。
5週 「檜図屏風」の検討②ー比較の仕方ー 「檜図屏風」と長谷川等伯「桜図」「楓図」とを比較する。
比較対象を選ぶことができる。比較することが出来る。
6週 レポートワーク 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
7週 まとめ 2週から6週までの講義概要について振り返り、国宝の芸術性について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 プレゼンテーション① 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
10週 プレゼンテーション② 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
11週 プレゼンテーション③ 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
12週 プレゼンテーション④ 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
13週 プレゼンテーション⑤ 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
14週 プレゼンテーション⑥・レポートワーク 設定したテーマについての必要な史料・情報などを収集し、それを資料としてまとめ、発表することができる。
収集した史料・情報を整理し、テーマに沿って自論を展開することができる。
15週 まとめ 9週から14週までの議論や論考を踏まえて、自身の芸術思想について論述できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合4060100
基礎的能力4060100
専門的能力000
分野横断的能力000