現代社会Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代社会Ⅱ
科目番号 0100 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「詳説政治・経済改訂版」(山崎広明ほか著)山川出版社
担当教員 白神 宏

到達目標

1.主体的に社会に参画し、諸問題を解決するための知識・理論・情報を利用できる。
2.基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。
3.現代社会の政治的・経済的諸問題について、資料を活用して探究し、解決の糸口を考察説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主体的に社会に参画し、諸問題を解決するための知識・理論・情報を十分に利用できる。主体的に社会に参画し、諸問題を解決するための知識・理論・情報をほぼ利用できる。主体的に社会に参画し、諸問題を解決するための知識・理論・情報を利用できない。
評価項目2現代社会の政治的諸問題について、資料を活用して十分に探究し、解決の糸口を十分に考察し説明できる。現代社会の政治的諸問題について、資料を活用してほぼ探究し、解決の糸口をほぼ考察し説明できる。現代社会の政治的諸問題について、資料を活用して探究できず、解決の糸口を考察説明できない。
評価項目3現代社会の政治的・経済的諸問題について、適切に資料を活用して探究し、解決の糸口をしっかり考察し説明できる。現代社会の政治的・経済的諸問題について、ほぼ適切に資料を活用して探究し、解決の糸口をほぼ考察し説明できる。現代社会の政治的・経済的諸問題について、資料を活用して探究できず、解決の糸口を考察し説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「政治・経済」の教科書を使いながら、前期の「現代社会Ⅰ」では政治分野を、後期の「現代社会Ⅱ」では経済分野を学習する。
18歳成年制が導入された今、自立した消費者として生きる力を養い、一人前の主権者として様々な社会問題を自分の問題として捉え、自分の意見を持ち、解決の糸口を考察する姿勢を身につけて欲しい。
授業の進め方・方法:
教科書を使いながら、プリント(資料、ワークシート)を配布し、スライドを視聴してもらいながら授業を進める。
グループワークによる意見交換も多く取り入れる。
注意点:
ノートをしっかりとり、プリントはファイルに綴じるなど各自で保管する必要がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 需要と供給 需要と供給と価格決定のメカニズムについて説明できる。
2週 消費者の行動 消費者の需要行動について説明できる。
3週 企業の行動 企業の生産活動について説明できる。
4週 余剰分析 様々な経済活動について、余剰分析により分析し、説明できる。
5週 市場の失敗 資本主義経済の欠点について理解し、その解決策について説明できる。
6週 国民所得 GDP、経済成長といった基本的事項のデータの利活用によりその基礎理解を得ることができる。
7週 有効需要の原理 有効需要の原理について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 乗数効果と国民所得 乗数効果について理解し、GDPの決定過程について、データの利活用により説明できる。
10週 政府部門の役割 経済活動に対する政府の役割の重要性について説明できる。
11週 インフレとデフレ インフレ・デフレについてデータの利活用によりその基礎理解を得ることができる。
12週 財政政策とそのその効果 財政政策について、データの利活用によりその基礎理解を得ることができる。
13週 貨幣と利子率 貨幣需要と貨幣供給と利子率の変化について、データの利活用によりその基礎理解を得ることができる。
14週 金融政策とその効果 金融政策について、データの利活用によりその基礎理解を得ることができる。
15週 現代社会の経済的諸問題 様々な経済的な諸問題について、データの利活用によりその解決の糸口を探ることができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後9,後10,後11,後13,後14,後15
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の意見を聞き合意形成することができる。3後11,後13,後14,後15
合意形成のために会話を成立させることができる。3後11,後13,後14,後15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後11,後13,後14,後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3後12,後14,後15
複数の情報を整理・構造化できる。3後12,後14,後15
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3後14

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100