文化交流史(前期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 文化交流史(前期)
科目番号 0112 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 大熊 智之

到達目標

1)民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2)19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
3)より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自分なりに考え説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性をおおむね理解できる。民族、宗教、生活文化の多様性についての理解が十分でない。
評価項目219世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、おおむね理解できる。19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係についての理解が十分でない。理解が十分でない。
評価項目3より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自分なりに考え説明することができる。より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について考える必要を理解できる。より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について考える必要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本列島と朝鮮半島(および東アジア諸地域)の歴史を描いた記録・創作物等の読み解きを通して、東アジアの歴史に関する知識を深めるとともに、自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について考える。
授業の進め方・方法:
・本授業は教員による講義と学生による発表・討議によって構成される。
・映像作品・文学作品等の鑑賞と分析も適宜取り入れる。
注意点:
・受講生の関心や時勢に応じて講義内容を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 文化交流史とは何か(1) より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自らの考えを説明することができる。
2週 文化交流史とは何か(2) 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
3週 東アジアの国際秩序の転換(1) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
4週 東アジアの国際秩序の転換(1) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
5週 韓国併合と日本の植民地政策 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
6週 韓国併合と日本の植民地政策 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
7週 韓国併合と日本の植民地政策 より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自らの考えを説明することができる。
8週 中間試験 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2ndQ
9週 分断国家の成立と南北関係 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
10週 分断国家の成立と南北関係 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
11週 分断国家の成立と南北関係 より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自らの考えを説明することができる。
12週 台湾の植民地支配と歴史認識 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。
13週 台湾の植民地支配と歴史認識 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
14週 台湾の植民地支配と歴史認識 より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自らの考えを説明することができる。
15週 総合討論 より良い自文化・異文化の見つめ方とその表現の仕方について自らの考えを説明することができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前6,前8,前10,前13
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前3,前4,前5,前9,前12
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前15
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3前15
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3前7
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前14
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前11
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合80200100
基礎的能力80200100