文化交流史(前期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 文化交流史(前期)
科目番号 0114 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(知能ロボットシステムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ・担当者が授業時に必要資料を配布します。資料を整理できるよう、A4サイズのファイルを準備してください。
・1-3年時に用いた地理・歴史・現代社会の教材があると役立ちます。
担当教員 海上 尚美

到達目標

1:モノの歴史を理解し、人間の生活や文化に関連づけて説明できる。
2:史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を十分に観察・読み解き、情報を引き出すことができる。
3:ペア、グループでのワークを通じて、自他の理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モノの歴史を理解し、人間の生活や文化に関連づけて多角的に説明できる。モノの歴史を理解し、人間の生活や文化に関連づけて説明できる。モノの歴史を理解し、人間の生活や文化に関連づけて多角的に説明することができない。
評価項目2史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を十分に観察・読み解き、多くの情報を引き出すことができる。史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を観察・読み解き、情報を引き出すことができる。史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を観察し、読み解き、情報を引き出すことができない。
評価項目4ペア、グループでのワークを通じて、自分の理解を深めることができ、他者の理解を深めることにも貢献できる。ペア、グループでのワークを通じて、自分の理解を深めることができる。ペア、グループでのワークに十分に取り組めない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
モノとその背景にある人間の生活と文化について学びます。
史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)から、自分の周囲にあるモノの価値や歴史、それらを生み出した技術や社会がどのようなものであるかを受講者の皆さんと考えていきます。
モノを集めて保存し、それについて調べて研究し、社会に還元する施設としての博物館の役割にもふれます。
歴史を見ていきますが、通史ではありません。扱う時代や地域は、テーマにより変わります。一緒に楽しく旅をしていきましょう。
授業の進め方・方法:
・設定したテーマについて、史資料の観察→発見の共有→考察→考察の共有 のサイクルで考えていきます。
・教員の講義のほか、クラス内でのペア、グループワークやプレゼンテーションを行います。
・今までの社会科で学んだ内容を踏まえて、自分で教材を読み込み、その内容をまとめて他者に説明する力を身につけていきましょう。
・授業経験の中で学んだことが、以下のことにつながるよう願っています。
① 知ることで社会を見る視点ができ、知っていれば人生がより豊かになる知識を身につける。
② さまざまな文化に触れて、多様な価値観を受けとめる力を身につける。
③ 自分の考えをまとめ、それを自分の言葉で他人にわかりやすく伝える力を身につける。
④ 人間と人間が築いた社会、それをとりまく環境への愛着と当事者意識を持つ。
⑤ 人間と人間が築いた社会、それをとりまく環境の困りごとや課題を見つけ、それを解決していく姿勢を持つ。
⑥ 授業内外での教えあい、助けあいを通じて、人との関係をつくる。
・授業での学びを深めるために、ゲストスピーカーをお招きしたり、希望者対象の博物館見学などを考えています。
注意点:
・ペアワークやグループワークの機会を、たびたび設定しています。うまくいかない経験と、うまくいった経験をたくさん積み重ねて行きましょう。
・TeamsまたはWebClassなどを活用していきます。授業内外でスムーズにアクセスできるようにしてください。
・現代の日本や世界の動き、私たちの生活との関わりとの結びつきを意識して授業に参加してください。
・博物館の貸出資料やゲストの都合により、内容を変更することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス~モノからひろがる世界を楽しむ 内容・評価・ルールなど授業の進め方を把握する。
他の受講者について知り、グループワークを行う人間関係がつくれる。
2週 食べる・飲む① 左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
3週 食べる・飲む② 左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
4週 読む・書く①
左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
5週 装う・飾る① 左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
6週 運ぶ・伝える① 左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
7週 戦う・争う① 左記の動作と関わるモノを題材に、古代から前近代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案返却
モノとグローバル化する世界
産業革命以降、モノのつくられ方や使われ方がそれまでと%E
10週 食べる・飲む③ 左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
11週 食べる・飲む④ 左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
12週 運ぶ・伝える② 左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
13週 読む・書く②
左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
14週 装う・飾る② 左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
15週 戦う・争う② 左記の動作と関わるモノを題材に、近現代を中心とした史資料(画像・映像・レプリカ・実物など)を読み解き、情報を引き出すことができる。
引き出した情報をもとにその史資料を用いて、題材となっているモノについて説明することができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000