国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新編国語総合」東京書籍
担当教員 岩下 祥子

到達目標

1.論理的な文章を読み、構成や展開に基づいて論旨を理解し、要約することができる。
2.文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。
3.古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、自ら創作できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約した上で、自分の意見を表すことができる。論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約できる。論理的な文章の構成・展開を理解、要約することができない。
評価項目2文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。また、代表的な文学作品の日本文学史上における位置を理解できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などの効果を説明できない。
評価項目3古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、熟語・ことわざ・慣用句などの知識を活用し、自ら創作できる。古文・漢文を音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、創作できる。古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、創作することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会生活に必要な国語の理解能力・思考力・鑑賞力を養い、心情を豊かにして、言語活動の向上を図ることを目的とする。授業では現代文、古文、漢文を読解することで、言語文化に対する関心を深め、多角的な視点で考える力を養う。また、語句学習・漢字学習を通して基本的な知識を身につけ、表現力・文章力を磨く。
授業の進め方・方法:
次回学習する単元を予習してくること。配布するプリント類を整理すること。問いに対して簡潔明快な答えで応答すること。
注意点:
辞書類・国語便覧を活用し、積極的に疑問を投げかけてほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の目標と概要の説明。国語を学ぶ意義について述べられるようになる。
2週 随想(1) 随想を読み、構成を理解する。
3週 随想(2) 随想を読み、筆者の主張・感じ方を理解する。
4週 表現 グラフや表、図解などの資料を分析し、自分の考えを文章で表現する。
5週 小説(1) 小説を読み、構成を理解する。
6週 小説(2) 小説を読み、物語の展開を読み取る。
7週 小説(3) 小説を読み、登場人物の心理を考察し、作品の主旨を考察する。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 試験解説
小説(1)
試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
作者について学び、説明できるようになる。
10週 小説(2) 登場人物の台詞から心情を推察し、説明できるようになる。
11週 小説(3) 物語の設定や、文章表現に着目し、作品の面白みを説明できるようになる。
12週 評論(1) 評論を読み、冒頭の構成を理解する。
13週 評論(2) 評論を読み、筆者の主張の展開を整理し、説明できるようになる。
14週 評論(3) 評論全体の論の展開を簡潔に説明し、結論を述べることが出来る。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 試験内容の解説 試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
後期
3rdQ
1週 小説(1) 作者と作品成立について学ぶ。
構成・展開を理解する。
2週 小説(2) 小説を読み、人物・時間・空間について考察する。
3週 小説(3) 小説を読み、人物・時間・空間について考察し、問題を追究する。作品についての感想文を書くことができる。
4週 小説(4) 作品の主題を自分で考え、発表する。
5週 表現 グループディスカッションで人の意見を聞き、尚且つ自分の意見を正確に伝える事が出来る。
6週 古文(1) 作品の年代・概要を説明することができ、作品内容を文法、表現に即して正しく理解する。
7週 古文(2) 作品の年代・概要を説明することができ、作品内容を文法、表現に即して正しく理解する。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 試験解説
短歌・俳句(1)
試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
短歌・俳句を鑑賞し、表現技法について理解を深める。
10週 短歌・俳句(2) 自ら創作して、表現力を学ぶ。
11週 漢文(1) 作品の成り立ちを説明できるようになる。
漢文訓読、書き下しが出来るようになる。
12週 詩の表現が読者にもたらす作用について考え、意見を述べる。
13週 漢文(2) 訓読文から現代語訳ができるようになる。
14週 漢文(3) 漢文と日本語文化との関わりについて学び、理解する。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 試験内容の解説 試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。1
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。1
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。1
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。1
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。1
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。1
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。1
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。1
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1

評価割合

試験課題小テスト課題テストポートフォリオ態度合計
総合評価割合6015101005100
基礎的能力6015101005100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000