ドイツ語

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ドイツ語
科目番号 0050 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新生ドイツ語文法 V6(朝日出版社)
担当教員 高橋 正和

到達目標

1.ドイツ語文法の基礎を理解する。                                                                              
2.ドイツ語を読み、書き、聞き、話すための基本を習得する。                                                              
3.ドイツ語の学習を通して豊かなドイツの文化に親しむ。                                                                                                                                                                    

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文法の基礎項目をすべて理解できる。冠詞、名詞、動詞、助動詞、副文の基本が理解できる。基本事項が理解できていない。
評価項目2読む・書く、聞く・話すの基本的事項を身につけ、応用できる。読み書き、会話の基本文例が身につく。読み書き、会話の基本が身についていない。
評価項目3グリム童話やドイツ紹介(歴史、文化、時事など)のドイツ語情報が理解できる。ドイツに関するさまざまな情報にドイツ語を通じて親しむことができる。ドイツ語で書かれた情報について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ドイツは、科学技術や哲学思想だけでなく、音楽、文学などでも豊かな文化を創り出してきました。ドイツ語を知ることで、その文化にじかに触れることができます。ドイツが誇る世界的な観光地やサッカーも大人気で、旅行先にも最適です。そして、ドイツはEU諸国最強の経済力を有していますし、日本との関係も深いです。英語の知識を使えば、ドイツ語はその母親のようなものですから、1年間の授業でそのアウトラインまで理解できるようになります。ドイツ語検定4級合格も視野に入れて、ドイツ語の基礎をしっかり学んで、広くて奥の深いドイツの世界を楽しみましょう。
授業の進め方・方法:
1年間でテキストの重要項目はほぼすべて学習します。辞書は試験でも使用する予定ですので、普段の授業でも忘れないで持参し、おっくうがらずに引くことになれましょう。英語文法との比較を通して効率よく文法の基礎事項を説明していきます。まずは読むことに努力し、音読、講読、例題、練習問題を着実に行うようにします。授業に出る前10分程度でもよいので、必ず前回学んだことを復習したうえで、授業を受けるようにすると効果が上がります。
注意点:
試験成績の80%、その他平常の学習状況等(課題、小テスト、レポートなど)を20%の割合で、総合的に評価する。到達目標に対する達成度を試験等において評価する。学期ごとの評価は中間と期末の各期間の評価の平均、学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明、アルファベート、発音の規則 発音の規則を理解し、単語を読めるようになる。
2週 母音、変母音、子音の特殊な読み 挨拶の言葉、数詞、著名な歌の歌詞、文章がスムーズに読める。
3週 動詞の人称変化、文のつくり方 人称代名詞を使って現在人称変化を覚え、運用できる。文の基本原則を理解する。
4週 文法上の性と格 名詞の性・数・格を理解する。
5週 冠詞類(1) 冠詞の応用問題として理解し、使えるようにする。
6週 冠詞類(2) 基本的な冠詞類を使えるようにする。
7週 不規則動詞、命令形 重要な不規則動詞の変化パターンを理解する。日常会話で大切な命令文を作れるようにする。
8週 前期中間試験 テキスト4課までの内容を理解する。
2ndQ
9週 前置詞の格支配(1) 3格、および4格支配のグループを通して、格支配の仕組みを理解する。
10週 前置詞の格支配(2) 3・4格支配の前置詞9個の使い方の違いを理解する。
11週 複数形 名詞の複数形の作り方を理解する。
12週 話法の助動詞 英語のcan,mustなどに相当するドイツ語の助動詞の基本的意味と用法を理解する。
13週 未来形 未来の用法を知り、表現できる。
14週 動詞の変化のまとめ 動詞の人称変化の基本を確認する。
15週 冠詞・名詞の変化のまとめ 冠詞・名詞の変化の基本を確認する。
16週 前期末試験 テキスト5課~8課までの内容を理解する。
後期
3rdQ
1週 分離動詞、非分離動詞 ドイツ語特有の分離・非分離動詞の基本を理解する。
2週 再帰代名詞、再帰動詞 再帰とは何かを理解し、重要な表現の基本を学ぶ。
3週 zu不定詞 英語と同じ不定詞の用法を理解する。
4週 三基本形 動詞の過去、過去分詞の作り方の基本を知る。
5週 過去人称変化 過去表現ができる。
6週 接続詞 主文、副文と言った文の種類と、文の作り方の違いを知り、表現できる。
7週 過去 過去表現ができる。
8週 後期中間試験 8課(後半)~11課までの内容を理解できる。
4thQ
9週 現在完了形 日常会話においてよくつかわれる重要な完了表現を理解できる。
10週 過去完了形 過去完了の表現ができる。
11週 受動 受動文を作ることができる。
12週 読解能力 ドイツ情報を読み解く練習によって、運用能力を確かなものにできる。ドイツ語検定対策にも触れる。
13週 関係代名詞(1) 英語との比較を通して、その基本の仕組みを理解できる。
14週 関係代名詞(2)  他のいろんな表現も合わせて理解し運用できる。
15週 補習 取り上げられなかった事項(接続法など)を簡略に説明する。
16週 学年末試験 12課~15課までの内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト等演習・レポート発表相互評価その他合計
総合評価割合80020000100
基礎的能力80020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000