電気電子工学基礎実験

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電気電子工学基礎実験
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 配布プリント(データ)
担当教員 桐本 賢太,前川 孝司,小畑 大地,二宮 慶

到達目標

1. 各テーマに対して実験内容や機器・回路などの動作原理が理解できる。
2. 電圧計、電流計、オシロスコープといった計測機器の使用方法を習熟する。
3. レポートの作成・提出によりデータの処理法および文章表現能力などを習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験の取り組み及び内容の理解実験に必要な知識を有し、教員の助言なしに、自分だけで実験を遂行し、実験目的や考察を適切に説明できる実験に必要な知識を有し、教員の助言があれば、自分だけで実験を遂行でき、実験の目的を説明できる実験に必要な知識を有しておらず、教員が中心にならないと実験ができず、実験の目的を説明できない
実験機器、計測機器の取り扱い実験機器や計測機器を教員の助言なしに自分だけで扱える実験機器や計測機器を教員の助言があれば扱える実験機器や計測機器を教員の操作なしで扱えない
レポート作成、データ処理レポート作成に必要なデータ処理に加え、読む立場を考えたレポートを作成できるレポート作成に必要なデータ処理を行い、体裁の整ったレポートが作成できるレポート作成やそれに必要なデータ処理を行えない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
学習・教育到達度目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
学習・教育到達度目標 C③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学基礎知識をもとにその内容を考察することができる。
学習・教育到達度目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。

教育方法等

概要:
電気電子高額の基本となる法則や現象の理解、計測機器の取り扱い方法の習得を目的とする
授業の進め方・方法:
毎週2班に分かれ、ローテンションで各実験に取り組む。各実験は、予習事項の確認・実験・まとめという順に行われる。
注意点:
事前に指示された項目および課題を予習しておくことが実験着手の必須条件である。
また実験書やデータは各自のPCで取り扱うため、閲覧や入力などPCの操作方法を事前に理解しておく必要がある

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 次週から行われる実験の内容、流れやレポート作成方法を理解する
2週 オームの法則(1) オームの法則を理解し、実験に使用する測定機器の取り扱い方法を理解する
3週 オームの法則(2) 測定により、オームの法則を確認し、得られたデータから分析できる
4週 分圧・分流(1) 分圧・分流の法則を理解し、実験に使用する測定機器の取り扱い方法を理解する
5週 分圧・分流(2) 測定により、分圧・分流の法則を確認し、得られたデータから分析できる
6週 キルヒホッフの法則(1) キルヒホッフの法則を理解し、実験に使用する測定機器の取り扱い方法を理解する
7週 キルヒホッフの法則(2) 測定により、キルヒホッフの法則を確認し、得られたデータから分析できる
8週 追実験、実験レポートの議論、作成指導 実験レポートに関して議論を行い、より良いレポートを作成することができる
4thQ
9週 重ねの理(1) 重ねの理の法則を理解し、実験に使用する測定機器の取り扱い方法を理解する
10週 重ねの理(2) 測定により、重ねの理の法則を確認し、得られたデータから分析できる
11週 ダイオード回路(1) ダイオード回路における電圧波形を理解し、実験に使用する測定機器の取り扱い方法を理解する
12週 ダイオード回路(2) 測定により、ダイオード回路における電圧波形を確認し、得られたデータから分析できる
13週 工場見学 工場を見学し、エンジニアの役割を知る
14週 追実験、実験レポートの議論、作成指導 実験レポートに関して議論を行い、より良いレポートを作成することができる
15週 追実験、実験レポートの議論、作成指導 実験レポートに関して議論を行い、より良いレポートを作成することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト等演習・レポート発表相互評価合計
総合評価割合0010000100
基礎的能力000000
専門的能力0010000100
分野横断的能力000000