到達目標
1)電気自動車に用いられている駆動回路および回生回路の原理について理解し、説明できる。
2)自動車の構造、自動車に用いられているセンサ技術について理解し、説明できる。
3)基本的な工具を使い分け、適切に使用することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
駆動・回生回路 | 駆動回路および回生回路の原理について理解し、概要説明と分析応用ができる。 | 駆動回路および回生回路の原理について理解し、概要説明ができる。 | 駆動回路および回生回路のいずれかのみ理解している。 |
構造・技術 | 自動車の構造ならびに用いられているセンサ技術について理解し、概要説明と分析応用ができる。 | 自動車の構造ならびに用いられているセンサ技術について理解し、概要説明ができる。 | 自動車の構造ならびに用いられているセンサ技術について、一部のみを理解している。 |
工具の使用 | 自動車の組立・分解に使用する全ての工具とその使い方、作業の安全性について理解し、説明と実践ができる。 | 自動車の組立・分解に使用する一部の工具とその使い方、作業の安全性について理解し、説明と実践ができる。 | 自動車の組立・分解に使用する一部の工具とその使い方を理解し、実践ができる。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 F② 工業技術と社会・環境との関わりを考えることができる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科教育目標、JABEE学習教育到達目標 SF② 工業技術と社会・環境との関わりを理解し、社会・環境への効果と影響を説明できる。
教育方法等
概要:
組立と分解が出来る電気自動車「PIUS」を題材に駆動回路ならびに回生回路・センサ技術について学ぶと共に工具を用いた実作業を通じて工具の安全で正しい使い方、円滑なチーム作業の進め方について学ぶ。
またクリップモーターを自作し、モーターの原理を理解する。
授業の進め方・方法:
・班に分かれ、班員で指示者・作業者・点検者などの役割を通じて、円滑なチーム作業の進め方を学ぶ。
・最終的に指定した箇所の分解・組立作業を行い、要した時間により評価を行う。
・実習中の作業において、指示者・作業者の作業を点検者がチェックし、チーム作業の貢献度として評価を行う。
・クリップモータを各自で自作し、コイルの巻数、直径、磁力との関係についてレポートにまとめる。
・電気自動車の構造、各種センサ等について座学を行ない、試験により理解度を確認する
注意点:
実作業を行なう際、それに適した服装で行うこと。
適していない場合と教員が判断した学生に関しては、安全性の観点より参加させないこともある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
作業に適した服装・チーム作業について理解する
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2週 |
組立・分解実習1:タイヤ・ホイール |
自動車の構造・工具の使い方・チーム作業について理解する
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3週 |
組立・分解実習2:シート・ステアリングハンドル等の内装 |
自動車の構造・工具の使い方・チーム作業について理解する
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4週 |
組立・分解実習3:アクセル・ブレーキなどのペダル系統 |
自動車の構造・工具の使い方・チーム作業について理解する
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5週 |
組立・分解実習4:アクセル・ブレーキなどのペダル系統 |
自動車の構造・工具の使い方・チーム作業について理解する
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6週 |
組立・分解実習5:Frのブレーキキャリパー・ブレーキディスク・サスペンション |
自動車の構造・工具の使い方・チーム作業について理解する
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7週 |
チーム作業・役割について |
能率的・効率的なチーム作業において必要なこと・役割分担について議論し、理解する。
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8週 |
分解・組立実習評価 |
指定された箇所の分解・組立を班ごとにタイムトライアルを行い、作業時間によって評価する
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4thQ |
9週 |
3相モーター・インバータ |
3相モーターおよびインバータについての講義を通じて、電気自動車の駆動部についての理解を深める。
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10週 |
クリップモーター製作 |
クリップモーターを自作し、モーターについて理解を深める
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11週 |
パワートレーン制御(ガソリンエンジン制御・ディーゼルエンジン制御) |
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの制御について理解する
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12週 |
パワートレーン制御(変速機制御) |
変速機制御について理解する。
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13週 |
ハイブリッドシステム制御 |
ハイブリッドシステムについて理解する。
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14週 |
自動車用センサ |
自動車に使用されている各種センサについて理解する。
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15週 |
走行安全制御 |
運転支援システムなど走行安全制御について理解する
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト等 | 演習・レポート | 発表 | 相互評価 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 40 | 30 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 30 | 40 | 30 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |