電子回路論Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子回路論Ⅱ
科目番号 0126 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 例題で学ぶアナログ電子回路入門 樋口英世著 森北出版
担当教員 加島 篤

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1等価回路を用いて発振回路の動作を説明できた上で、発振条件などの計算ができる等価回路を用いて発振回路の動作を説明できる 等価回路を用いて増幅回路や発振回路の動作を説明できない
評価項目2パルス回路の動作を説明できた上で、その役割を説明できる パルス回路の動作を説明できるパルス回路の動作を説明できない
評価項目3変調・復調回路の動作原理を理解した上で、様々な応用例を説明できる 変調・復調回路の動作原理と特徴を説明できる 変調・復調回路の動作原理と特徴を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
学習・教育到達度目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。

教育方法等

概要:
各種電子機器の動作を理解するために、アナログ電子回路の基礎の理解を目的とする。B①②、C①、SB①②、SC①
各種の半導体能動素子を用いた発振回路、パルス回路、変調復調回路の構成と動作解析を学ぶ。B①②、C①、SB①②、SC①
授業の進め方・方法:
様々な電子機器への応用例を示しながら、実用的な電子回路の概念を詳しく解説する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 発振回路1
LC発振回路(ハートレー型)の動作原理と解析法を理解できる
2週 発振回路2
LC発振回路(コルピッツ型)の動作原理と解析法を理解できる
3週 発振回路3
RC発振回路の動作原理と解析法を理解できる
4週 発振回路4
水晶発振回路の動作原理と特徴を理解できる
5週 パルス波形
パルス波形の特徴を理解できる
6週 パルス波形のフーリエ級数展開
方形波をフーリエ級数に展開し周波数スペクトルを描くことができる
7週 パルス波形のフーリエ級数展開2
三角波をフーリエ級数に展開し周波数スペクトルを描くことができる
8週 中間試験
4thQ
9週 無安定マルチバイブレーター
無安定マルチバイブレーターの動作原理と応用例が理解できる
10週 単安定マルチバイブレーター
単安定マルチバイブレーターの動作原理と応用例が理解できる
11週 双安定マルチバイブレーター
双安定マルチバイブレーターの動作原理と応用例が理解できる
12週 AM変調回路
ベース変調回路の動作原理を理解できる
13週 AM復調回路
包絡線検波やヘテロダイン検波の原理を理解できる
14週 FM変調回路
バリキャップを用いたFM変調の原理を理解できる
15週 FM復調回路
フォスター・シーリー回路の原理を理解できる
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路発振回路の特性、動作原理を説明できる。4後1,後2,後3,後4
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。4後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90010000100
基礎的能力0000000
専門的能力90010000100
分野横断的能力0000000