確率・統計Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 確率・統計Ⅰ
科目番号 0138 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「新確率統計」大日本図書、「新確率統計問題集」大日本図書
担当教員 吉田 祐治

到達目標

1.基本的な確率計算が出来る。
2.離散的、連続的確率分布について平均、分散を求めることができる。
3.資料の整理ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1確率問題に十分に対応できる。標準的な確率問題に 対応できる。基本的な確率問題に対応できない。
評価項目2データの整理が十分できる。データの整理ができる。データの整理ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 A② 自主的・継続的な学習を通じて、基礎科目に関する問題を解くことができる。
JABEE SA② 自主的・継続的な学習を通じて、共通基礎科目に関する問題を解決できる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SD② 専攻分野の専門性に加え、他分野の知識も学習し、幅広い視野から問題点を把握できる。

教育方法等

概要:
1.確率と確率分布を理解、把握でき種々の確率問題に対応できるようになる。
2.資料の整理の基本的事項の習得をめざす。
授業の進め方・方法:
講義と演習をセットでおこなう。また授業内容に関してのレポート問題を要求する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 集合と場合の数の復習 確率を計算する準備を整える
2週 確率Ⅰ 試行と事象を理解し、確率の意味を考え、基本性質を用いて計算することができる
3週 確率Ⅱ 条件付き確率の意味を理解し、求めることができる
4週 確率Ⅲ 乗法定理を理解し、それを用いた確率の計算ができる
5週 確率Ⅳ 事象の独立を理解し、それを用いた確率の計算ができる
6週 データ整理 (1 変数)Ⅰ 1次元のデータの度数分布、代表値、散布度について理解する
7週 データ整理 (1 変数)Ⅱ 1次元のデータの度数分布、代表値、散布度について理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 答案返却
データ整理 (2 変数)Ⅰ
2次元のデータについて相関係数を理解する
10週 データ整理 (2 変数)Ⅱ 2次元のデータについて回帰直線を理解する
11週 確率変数と確率分布Ⅰ 離散型確率変数の確率分布、期待値(平均)と分散について理解する
12週 確率変数と確率分布Ⅱ 2項分布・ポアソン分布の定義および平均、分散について理解する
13週 確率変数と確率分布Ⅲ 連続型確率変数の確率分布について理解する
14週 確率変数と確率分布Ⅳ 正規分布に従うときの確率を計算する
15週 確率変数と確率分布Ⅴ 2項分布をに従う確率を正規分布を利用して計算する
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。3前1,前2
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。3前3,前4
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3前6,前7
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。3前9,前10

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000