コンピュータ概論(後期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 コンピュータ概論(後期)
科目番号 0164 科目区分 専門 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(電気電子コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし(授業資料は配布)
担当教員 福田 龍樹

到達目標

・コンピュータの使用中に考えられる脅威についての知識をみにつける
・サイバー攻撃について防衛策を身につける
・セキュリティに対する意識を高める

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
サイバー攻撃の種類代表的なサイバー攻撃の種類についてその手順を説明することができる代表的なサイバー攻撃の種類を説明することができる代表的なサイバー攻撃の名称を知らない
サイバー攻撃に対する防衛代表的なサイバー攻撃に対する有効な防衛策について説明できる代表的なサイバー攻撃に対する基本的な防衛策を説明できるセキュリティの観点からコンピュータの使用中に守るべき項目を把握していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報系ではない分野で働く技術者として知っておくべき代表的なサイバー攻撃について演習を交えながらその脅威を知り、防衛策や対応策を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
簡単な演習を交えながらまずはどのような脅威があるのかを学ぶ。その後、攻撃に対して実施しておくべきことや身につけておくべき知識を学ぶ。演習中はわからないことも多いかもしれないが、積極的に質問をすること。演習では毎回簡単な進捗報告を書いてもらう。
注意点:
授業で紹介するサイバー攻撃手法を、他人が管理するサーバ等に対して実施することがないように注意する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ディジタルデータの表現方法 コンピュータ上でのさまざまなデータの表現方法を説明することができる
2週 インターネットの利用時におけるセキュリティリスク SNS等インターネットを利用する上で考えなければならないセキュリティリスクについて知る。
3週 データベース管理システムへのデータ登録 DBMSにデータベースを作成し、テーブルにタプルを挿入することができる
4週 データベース管理システムからのデータ抽出 DBMSからデータの抽出ができる
5週 SQLインジェクション SQLインジェクションについて知り、個人情報をWebサービスに登録することのリスクについて理解する。
6週 HTTPステータスコード HTTPの主要なステータスコードの意味を理解することができる
7週 ファイル共有 ネットワーク越しにファイル共有をおこなう場合の適切な方法を選択することができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 webページの作成とwebサーバの設定 簡単なwebページの作成ができる。webサーバをたてることができる。
10週 DoS攻撃 DoS攻撃について知り、何気ないリロード行為がサイバー攻撃になりうることを理解する。
11週 OSコマンドインジェクション OSコマンドインジェクションについて知り、コンピュータへの侵入経路に複数存在することを理解する。
12週 管理者権限 管理者権限を奪われることの危険性を知り、パスワードの管理についての意識を高める。
13週 フィッシング詐欺 フィッシング詐欺について知り、判断するために確認するポイントを説明することができる。
14週 論理回路 代表的な論理回路を理解して、ビット演算をおこなう論理回路を組むことが出来る。
15週 公衆Wi-Fiのリスク 公衆Wi-Fiの危険性について理解する
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト等演習・レポート発表相互評価その他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000