電気回路

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気回路
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「[第2版新装版]基礎電気回路」伊佐弘 他,森北出版株式会社
担当教員 福田 龍樹

到達目標

1. インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。
2. 正弦波交流の複素表示を説明し、これを交流回路の計算に用いることができる。
3. キルヒホッフの法則を説明し、交流回路の計算に用いることができる。
4. 重ねの理やテブナンの定理等を説明し、これらを交流回路の計算に用いることができる。
5. 回路網方程式を立てる際に必要な式の数や未知変数の数について理論的に決定することができる。
6. 相互誘導現象を説明し、相互誘導回路の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インピーダンス・アドミタンスを説明できる。また、これらを用いて3素子以上の交流回路の計算ができる。インピーダンス・アドミタンスを説明できる。また、これらを用いて2素子程度の交流回路の計算ができる。インピーダンス・アドミタンスについて説明ができない。
評価項目2正弦波交流の複素表示を説明できる。またこれを交流回路の計算に用いることができる。正弦波交流の複素表示を説明できる。正弦波交流の複素表示を説明できない。
評価項目3キルヒホッフの法則を説明できる。またこれを交流回路の計算に用いることができる。キルヒホッフの法則を説明できる。キルヒホッフの法則を説明できない。
評価項目4重ね合わせの理等の諸定理を説明し、これらを適宜用いて交流回路の計算を行うことができる。重ね合わせの理等の諸定理を説明できる。重ね合わせの理等の諸定理を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気基礎で学んだ直流回路の解析手法をもとに、正弦波交流回路について諸定理を用いて電流や電圧等の諸量を算出するための手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
各単元の後半では、演習を行う。また授業のはじめに演習の解答を学生に発表してもらうことがある。
注意点:
授業中の演習で計算ができなかったところは自学・質問等により次の授業までに解決をしておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 [直流](復習)オームの法則・抵抗の直並列接続・電力 オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。
2週 正弦波交流回路 正弦波交流電源の波形や瞬時値について理解することができる
3週 基本回路素子(RLC)の特性 抵抗器、コイル、コンデンサについて、電流・電圧の関係性について原理を理解し、説明できる。
4週 インピーダンスとアドミタンス 正弦波交流回路のインピーダンスやアドミタンスを理解し、計算することができる。
5週 周期変量の平均値と実効値 正弦波交流回路における電流・電圧の平均値や実効値を計算できる。
6週 正弦波交流のフェーザ表示 正弦波交流についてフェーザ表示を用いて表現でき、簡単な四則演算をすることができる。
7週 中間試験
8週 答案返却
2ndQ
9週 交流電力と力率 交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。
10週 交流回路の記号的解法 正弦波交流回路の電流や電圧等を記号的解法を用いて求めることができる。
11週 キルヒホッフの法則(立式) 正弦波交流回路における諸量を求めるためにキルヒホッフの法則に基づいた式を立てることができる。
12週 キルヒホッフの法則(立式) 正弦波交流回路における諸量を求めるためにキルヒホッフの法則に基づいた式を立てることができる。
13週 キルヒホッフの法則(計算) 正弦波交流回路における諸量をキルヒホッフの法則に基づいた式を計算して求めることができる。
14週 キルヒホッフの法則(計算) 正弦波交流回路における諸量をキルヒホッフの法則に基づいた式を計算して求めることができる。
15週 前期期末試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 重ね合わせの理 重ね合わせの理について、原理を理解し説明することができる。
2週 テブナンの定理 テブナンの定理が成り立つことを理解し、計算することができる。
3週 ノートンの定理 ノートンの定理が成り立つことを理解し、計算することができる。
4週 ミルマンの定理 ミルマンの定理が成り立つことを理解し、計算することができる。
5週 演習 これまでに学んだ各定理を用いて、種々の回路の電流や電圧、電力等を求めることができる。
6週 演習 これまでに学んだ各定理を用いて、種々の回路の電流や電圧、電力等を求めることができる。
7週 中間試験
8週 答案返却
4thQ
9週 交流電力と最大電力問題 相反定理について理解し、説明することができる。
10週 共振回路 直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。
11週 相互誘導現象 相互誘導現象の説明ができる。
12週 変成器 理想変成器について説明ができる。
13週 三相交流回路 三相交流の仕組みについて説明することができる。
14週 三相交流回路 三相交流の電流や電圧の関係性を説明することができ、△-Y変換をすることができる。
15週 期末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3前1
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3前1
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3前1
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。3前13,前14
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。3前1
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。3前2
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。3前5
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。3前6
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3前3
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。3前4
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。3前6
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。3前4
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。3前10,前11,前12,前13,前14
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。3前10,前11,前12,前13,前14
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。2後10
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。2後11
理想変成器を説明できる。2後12
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。3前9
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。3後1
網目電流法を用いて回路の計算ができる。3前11,前12,前13,前14
節点電位法を用いて回路の計算ができる。2前11
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。1後2
電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。2
電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。2
対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。2

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000