化学AⅠ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 化学AⅠ
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「化学基礎」文部科学省検定済教科書2東書化基701、小川桂一郎他著、東京書籍, 「ダイナミックワイド図説化学」、竹内敬人編著、東京書籍, 「セミナー化学基礎+ 化学」、第一学習社編集部著、第一学習社
担当教員 牧野 伸一

到達目標

1. 原子の構造、原子番号、質量数について説明できる。
2. モルの概念を理解し、物質量を使った計算ができる。
3. 化学反応式を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原子の構造、原子番号、質量数と、そこから解釈できる元素の性質を説明できる。原子の構造、原子番号、質量数について説明できる。原子の構造、原子番号、質量数について説明できない。
評価項目2モルの概念を理解し、物質量を使った計算ができる。モルの概念を理解し、物質量について説明できる。モルの概念を理解できない。
評価項目3化学反応式を反応物、生成物、係数を理解して組み立て、物質量比の計算をすることができる。化学反応式を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。化学反応式において、反応物、生成物、係数を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学校の理科で学んだ知識の上に、より深い視点から物質の構造・性質・反応を学び、単なる暗記ではなく、化学的なものの見方、考え方を身に付けさせるとともに、上の学年で学ぶ専門科目を理解するための基礎学力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って授業を進める。実験を組み入れて座学での理解向上の一助とする。
注意点:
新しい概念や法則等の理解が必要で、習った内容をもとにして次の知識が積み上げられて行くので、常日頃からの復習は必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 純物質と混合物、化合物と元素、物質の三態 純物質と混合物の区別ができ、混合物の適切な分離法を選択できる。
単体と化合物の定義と具体例を説明できる。物質の三態と状態変化を、分子・原子レベルの視点で説明できる。
2週 炎色反応の実験 指示に従って実験操作を行い、実験結果をレポートにまとめる。
3週 原子の構造 原子核の構成や原子番号、質量数の関係を説明できる。
4週 電子配置と周期表 原子の電子配置を電子殻で書き表し、価電子と周期表の関係を説明できる。
5週 イオン結合、共有結合 イオンの価数を電子配置の安定化の観点から説明できる。イオン結晶の構造を説明できる。共有結合を電子配置の面から解説できる。
6週 配位結合、分子間の結合 配位結合と共有結合の共通性と違いを説明できる。
分子間に働く力の種類と違いを説明できる。
7週 金属結合、化学結合のまとめ 金属の性質を原子レベルで説明できる。
化学結合の観点から物質の性質を説明できる。
8週 中間試験 前期前半の内容の理解を問う試験で、大部分を正答することができる。
2ndQ
9週 原子量、分子量、式量 物質の質量と、原子量の関係を説明できる。
10週 物質量の実験 アボガドロ定数と物質量、原子の質量との関係を説明できる。
11週 物質量 アボガドロ定数と物質量、原子の質量との関係を説明できる。
12週 溶液の濃度 質量パーセント濃度、モル濃度に関する計算ができる。
13週 化学反応式と量的関係 化学反応式から生成物の量などを計算することができる。
14週 物質量の問題演習 モルを使った計算ができる。
15週 復習とまとめ 後半の内容を説明できる。
16週 定期試験 物質量を中心とした内容の理解と実践力を問う試験で、問題の意味を理解し、大部分を正答することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合6535100
基礎的能力6535100
専門的能力000
分野横断的能力000